Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

東高野街道 第6回 大和川~道明寺

甘い香りがどこからか。

イメージ 1

びわがなっています。
大和川を渡ると、やはり治水と利水の戦いが見て取れます。

イメージ 2

今はもう使われなくなった樋門。
いつの頃の設備なんでしょう。

川沿いで、よく氾濫を起こす。
河川の付け替えもした。
というわけで、もとの道筋はしばらく判然としないことになるのです。

イメージ 7

明らかに東高野街道と確認できるのはこの辺りから。
横には前方後円墳があります。
太古の昔から、ヒトの生活の痕跡が崩れずに残ってきたということですね。

突然ですが、前方後円墳ってご存知ですか?
お住いの地域によっては、「知ってるけど、見たことないよ」というかたもいらっしゃるのでは?
ところがどうです。


詳しい地図で見る

この前方後円墳のオンパレード。
けっこうあちらこちら、好き勝手な方向を向いているんですね。
東高野街道は、古くからヒトが行き来していた往来。
ですから過去記事を見れば、お墓や西南戦争の墓碑、「塚」を含む地名、古墳など。
ヒトが生きるという事は、死ぬということでもある、といまさらながらに感心したりするわけです。

ところで、この「前方後円墳」。
一体何の形なんでしょうね。
まさか鍵穴を模してるのでもありませんでしょうから。
円墳はわかります。
だって土を盛れば、円墳ですから。
方墳だって、現在のお墓を見れば、よく分かる形。
材質はともかく、南米の遺跡などにも見られそうですよね。
それを組み合わせた、と。
どうして組み合わせたのかな。
そのセンスに脱帽、であります。

地上から見ると

イメージ 8

こんもりとした山。
後円部分ですね。

こちらの陵墓も、

イメージ 9

お堀の向こうに、こんもりとお山。

イメージ 10

こちらは、前方部分。
都会の緩衝帯になっていますね。

イメージ 11

道すがら、なんだかおしゃれだったので撮りました。
とあるおたくの車止め。

イメージ 12

こちらもおしゃれな塀。
無機質になりがちな壁面を、小さな緑で飾っていらっしゃいます。

イメージ 13

街道筋には、古くからの祠も。

イメージ 14

さて、こちらが道明寺さん。
なかなか雰囲気の良いお寺です。

イメージ 3

境内はこんなにきれいに手入れされています。
「立入禁止」と書くよりも、スマート。
とても足を踏み入れられる雰囲気ではありません。
ところどころ、小石を並べて字が描かれています。

イメージ 4

昔は塔もあったのでしょうか。

イメージ 5

歴史ファン中高年様のご一行。
国宝も擁するお寺です。

イメージ 6

街道を進むと、かわいい犬がいました。
「かみます」って・・・。

つづく。