Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

東高野街道 第7回 近鉄滝谷不動駅~河内長野

滝谷不動駅を出て、街道に戻ります。
いわゆる「東高野街道」と表示されている街道と、現在の府道202号線の交差点に、道標がありました。

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ゴミ捨て場の横で、すぐとなりに電柱があるために読めません。
いい扱いをされていませんが、いい状態で残されています。
「すぐ まき尾山」でしょうか。
不学で申し訳ありません。
他の面には「堺」の文字も見えます。

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一筋西の通りは、「江戸時代以前の旧街道である」と示されています。
いい感じの細道。

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駐車場脇にはお地蔵様。
お花がいっぱいで、信心が寄せられています。
でも、ちょっと失礼な扱い。
車の排気ガスがまとも!

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少し進むと薬師堂があります。
拝んで先を進みます。
お近くにお住まいのおばあちゃんが声をかけてくださいました。
「この前の道は高野街道で、この間は河内長野まで歩く人がいた」とのこと。
今日の行程が三日市までの予定であることを伝えると驚いていらっしゃいました。
実はそんなに遠くないのですけどね。

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車がそこそこ通る国道170号線旧道に出ます。
こんな道を歩くのは楽しくないのですが、道脇にはお地蔵様。

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つづいてお地蔵様。

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すぐ脇を近鉄長野線が走ります。
橋脚はとても古いレンガ積み。

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汐ノ宮駅が近づいてきたようです。
汐の宮温泉病院が見えます。
古くは温泉地だったようですね。

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街道は国道を離れ、小さな踏切で近鉄線を渡ります。

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街道は、静かな山辺の道に。

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道脇に、祠がありました。
孝子地蔵というそうで、巡礼中に行き倒れた母を祭ったといういわれがあるそうです。
いよいよ険しい巡礼の道の様相に。

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山肌にへばりつくように街道は進みます。
道路の左右で高低差があり、左側のアパートなどの家屋は、3階にも玄関があります。

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谷側をのぞき込むと、こんな感じ。
石川の氾濫原を避けて、高地に住宅地と街道が位置します。

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しばらく行くと、大掛かりなクリスマスのイルミネーションがありました。
夜はきれいなのでしょうね。

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街道脇の古いおたく。

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街道脇の市町火除地蔵尊

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ここまで牧歌的な風景の中を歩いてきたのですが、河内長野市の中心部に入ったらしく、突如住宅地に。
段丘を下る道も複雑に交差します。
が、正面には、古い石碑がありました。

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もうほとんど読めません。
「左 かうや」くらいはわかります。
裏には、「嘉永七年」の記があります。
1854年ですから、そんなに古くはないのですね。

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おそらくだんじりが格納されている蔵。
「向野」のマークがおしゃれ。

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国道170号線旧道に出るあたりに、大神講の灯籠がありました。
わが家のあたりでは、大神講は耳にしません。

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河内長野の市街地に入ると、街道筋は判然としません。
資料などでは、この道が示されているようです。
国道から外れて、坂を上がります。

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切通の線路をまたぎます。
この線路が南海高野線です。
いよいよ南海電車を眼にしました。

つづく。