Magoの旅と音楽と

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東高野街道 第5回 近鉄瓢箪山駅~心合寺山古墳

今日から、第5回目の記録です。
第5回めは、近鉄瓢箪山駅から近鉄安堂駅までを歩きます。
実踏破日は、平成25年2月24日です。
まだまだ寒い!

今回歩くのは、このあたり。
いよいよ旅も中盤戦です。

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軌跡入りの地図はこちらGoogle Map)

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瓢箪山駅前のアーケード街。
なかなか人が多くて賑やかな商店街です。
柱が朱色で、ちょっと華やか。
というのも、アーケードを抜けたところにお稲荷さんがあります。
瓢箪山」の名前の由来となった、瓢箪山古墳にお祭りされている瓢箪山稲荷です。

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商店街の横丁。
お稲荷さん。
「コンビニたそがれ堂」のようです。

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お稲荷さんって、どこか非日常ですよね。
異世界とつながっているような気がします。

境内には、ハト。
お約束のように、ハトがいます。

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小ぶりながら、緻密な細工が施されている本殿。

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辻占いは、こちらのお稲荷さんが発祥だとか。
説明板がありましたが、これがまたすごい彫り物。
信心を集めていることがわかります。

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境内をグルっと回って、再び表へ。
表には展望台があります。
当然上ってみます。

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見えるのはハトばかり。
のどかです。
さして眺望も効きません。

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お稲荷さんを振り返ると、こんもり瓢箪山の形が見て取れます。
どうやら、瓢箪山を観るための展望台のようです。
多分そうに違いありません。
おそらく。
きっと。

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さて、いよいよ街道を進みます。
今回は、距離が比較的短いので、寄り道が多い目です。
街道はこんな雰囲気。
大阪の下町!

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とはいえ、大阪の市街地方向に目をやると、結構な段差があります。
山裾をトレースしていることがよくわかります。
ずっと、左が山。
右が谷。

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東大阪市埋蔵文化財センター 発掘ふれあい館。
入ってみましょう!
これが予想外に面白い。
古墳時代から、小規模だけど丁寧な展示が続きます。
中小企業の街、東大阪らしく、地元の鋳物屋さんが銅鐸を復元していたり。
ワークショップでは、子どもたちが勾玉作りに挑戦していたり。
収蔵されている土器もきっちり見られたり。

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竪穴式住居も復元されていました。
もちろん中にはいれます。
中は意外に温かい。
暖房があるわけではありませんが、吹きっ晒しの屋外とはまるで違います。
火を焚けば、かなり快適だったでしょうね。
収蔵されている本を読んだり、そんなこんなで寄り道、小一時間。

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養魚場がありました。
鳥よけのネットが張られています。

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でも、あんなに大きな鳥がいっぱい!
どうしたもんだか。

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先を進みます。
でも、街道はあまり面白くない道路事情です。

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八尾市に入って、ちょっと寄り道。
鏡塚古墳です。
前方後円墳だったそうですが、削られ削られ、無残な姿になっています。

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さらにちょっと進んでは、山の方に大きく寄り道します。

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梅が咲いていました。

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目当てはこれ。
心合寺(しおんじ)山古墳です。
葺石や円筒埴輪が、創建当時の様子で再現されています。

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もちろん、上まで登れます。
もちろん、のぼるよ!

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円筒埴輪が並んでいます。
これだけ近づいてもわかりませんが、実は樹脂製。
葺石も固められています。

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かなりな規模。
これを作れと命令されたら、ぼくは逃げ出すと思います。

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環濠とみっちり敷き詰められた葺石。

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比較的小高いところに、さらに盛られていますから、大変見晴らしがよろしい。
でも、すごい風です。
寒くて、寒くて。
すぐに退散しました。
ちなみに石室はないようです。

つづく!


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