Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「お母さんという女」益田ミリ(光文社)

 よく笑い、周りの人を明るくする。
 お母さんってそんな人。

 益田ミリのコミックエッセイです。
 益田ミリといえば先週から「すーちゃん」の映画が公開されています。
 もうすっかりビッグネーム。
 「47都道府県 女ひとりでいってみよう」をネットでポチポチと公開されていた頃からのファンです。
 (おそらく)同じ学年ということもあり、なんだか親近感。
 おそらくお家もそう遠くなく。
 密やかにファンなのです。

 まるでストーカーのようなこと書いています。

 肩肘張らない、日常の瑣末な事柄。
 それが愛すべきものへと昇華していきます。
 そしてテーマは、お母さん。
 これまた普通の、愛すべき大阪のおばちゃんのようです。

 母と娘は、母と息子、とは、また違うようです。
 妹と母を見ていると、よくわかります。
 ぼくはここ何年か、毎年母と二人で旅行しています。
 二人で宿泊付きで出かけているのは、ぼくのほう。
 妹は、あまり宿泊付きでは出かけていないようです。
 たまに二人で百貨店には行くようですが。
 ぼくは百貨店は嫌いだし。

 うちのはなしはさておき。
 普通の中に物語あり。
 老いていく祖母。
 介護。
 夫婦。
 子育て。
 すごくドラマです。
 ドラマチックではないのですが、ドラマです。

 うふふ。
 と、しんみり。
 湿っぽ過ぎないのもいい感じ。

 就寝前のリラックスタイムに。