Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

宝塚市小浜宿

 阪急電車清荒神駅で降りて、清荒神とは反対の方向へ歩きます。
 小さな案内板が所々出ています。
 目指すは、宝塚市小浜。
 宿場町です。

 宝塚は今も交通の要衝です。
 阪急電車は終点。
 JRは生瀬以北を大幅に付け替えた経験を持ちます。
 中国道も、宝塚トンネル、西宮生瀬といえば、連想される言葉は「渋滞」。
 広がりを見せた大阪平野は、ここにきてぷっつりと途絶え、武庫川は狭窄部に入ります。
 すべての交通の連接点。
 そんなところにあった宿場の姿を見てみたくなりました。

 さほど広くない道が続きます。
 でも、有馬、篠山、西宮、北摂方面をつなぐ古い道。
 いまの国道176号線の旧道です。

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 宿場町の北の端です。
 この辺りに門があったとか。
 普通に小さな橋が架かっていますが・・・。

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 この川が意外なほど深い谷を刻んでいます。
 河岸段丘上にしつらえられた、天然の要害。
 この橋は近代になってから架けられたものです。

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 街の中心部の様子。
 がんばって残されています。

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 こちらは正味古い建物。
 というのも、この街は平成7年の阪神淡路大震災で、かなりの被害を受けたそうです。
 多くの家屋を建て直さざるを得なかったようです。
 また、集落内にも唐突な空き地や、財務事務所の管理地があったりします。

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 こちらは東門跡。
 すぐ向こう側の大きな壁は中国道です。
 歴史の道と、現代の動脈の重なり合い。

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 こちらは南門。
 この門を出るときつい下り坂。
 段丘面がここで終わり、川へと続きます。
 街外れの三叉路には「南無阿弥陀仏」と書かれた道標が半分埋もれて残されています。

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 街道に沿って坂を下ると、もみじが残ってきれいな感じ。

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 首地蔵という、お地蔵様が祭られています。

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 周囲は古い墓石がたくさんある墓地でした。
 歴史を感じます。

 つづく!