Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

Recorder Magic Orchestra Christmas Concert

 Recorder Magic Orchestraのクリスマスコンサートに行ってきました。
 Recorder Magic Orchestraは「レコーダー」ではなくて、「リコーダー」です。
 「リコーダーマジックオーケストラ」ということで、たて笛合奏団ですね。

 このブログでコメントのやり取りをしたことのある方が、参加されています。
 ずっと気になっていたのですが、去年は自分のステージと重なってしまって見にいけませんでした。
 場所は箕面市メイプルホール。
 こちらももちろん行ったことがありません。

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 きれいな建物でした。
 小ぢんまりとした、円形の空間です。
 客席はおそらく100ちょっと。
 9割以上が埋まりました。
 見事な読みです。
 アットホームな雰囲気。

 メンバーは、女性ばかり総勢12名。
 年齢層は30代から50代といったところでしょうか。
 メインは40代のようです。
 あとフルートの男性と、パーカッションの小学校1年生くらいの女の子がたまに参加です。
 MCのかたは、小学校か中学校の先生のような雰囲気。
 中学校の授業のような語り口でした。

 で、リコーダーですね。
 リコーダーって、ソプラノとアルト、テナーあたりまでしか吹いたことなかったんです。
 あんなにいろんな大きさがあるんですね。
 ソプラノよりも1オクターブ高いものから、バスよりも1オクターブ低いものまで。
 一番大きなものは、本当に「家の柱」。
 長さも2m近くありそうでした。
 どうやって運ぶのか、いくらくらいするのか、そんなことが気になります。
 木製ですから、手入れも大変なんでしょうね。

 いっせいに音が出た瞬間。
 「あ、リコーダーって、いい響き。純粋だなあ。」と思いました。
 広がりとか、厚みとか、かつて聴いたことがない音。
 純粋で広がりのあるハーモニーは魅力的!
 ゆったりとハーモニーを聴かせる曲は、他の楽器では味わえないものです。
 イメージの近い楽器といえば、ストリートオルガンでしょうか。
 ダイナミクスとピッチが連動しがちな楽器ですから、そのあたりが勝負なのでしょう。
 あとは低音部の立ち上がりですね。
 息がいりそうです。

 コンサートは2部制。
 第2部では、お客さんも、うちから持ってきたリコーダーで参加です。
 これはリコーダーの強みですね。
 30人弱がお持ちだったようです。
 「おうちにあるトロンボーンをお持ちください」ということにはなりません。
 リコーダーだからこそできることに違いありません。

 クラシック、それもおそらくバロックが本領の楽器でしょう。
 でも、いろいろな曲、編成で演奏されているのがいい感じ。
 ジャズっぽい編曲で、サックスのSoliのようなことにも挑戦されていました。
 基本的に電源も要らない編成ですから、時も場所も自由。
 いろいろ世界は広がりそうです。

 ぼくは今回リコーダーオーケストラというものを、はじめて聴きました。
 手軽にはじめられて、純粋なハーモニーをみんなで楽しめる。
 魅力的な楽器です。
 コンクールなどもあるそうで、裾野も広いのでしょう。
 栗コーダーカルテットもあることですから、ブームが来るかもしれませんね。
 お疲れ様でした。