Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

柏原点景 八幡神社にて

 役場の前の広場に面して、八幡神社の石段があります。
 こんもりとした山に回り込むように、参道が這っています。

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 上り詰めると、正面に威容を拝めます。
 なかなかリッパ。
 wikiによれば創建は平安時代、社殿は安土桃山時代の建築だそうです。
 社殿は何だか潮風を受けたかのような白っぽい状態です。

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 この社殿、なかなか装飾に特徴があります。
 妻部にはいろいろな動物たちが。
 上の写真はブタ?

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 こちらはゾウでしょうか。

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 あと、ウサギや龍などの彫刻が見られます。
 唐突に顔だけが彫り込んであるので、覗かれているような気分です。

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 社殿の奥には塔があります。
 塔といえば、通常は仏塔。
 お寺にはつきものですが、神社にあるのは全国で18か所だけだとか。
 全部制覇してみようか、などと、要らぬことを考えてしまいます。

 こちらの塔は、何度も焼失しているそうですが、現在のものは西暦1813年のものだとか。
 足元の石段には元治元年の彫り込みがありました。
 つまりは1864年ですね。
 石段のほうがあとにできたことがわかります。

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 塔は極彩色に彩られています。
 龍頭の彫刻の他に、力持ちが雁木を支えています。
 ユーモラス。
 まるでここ100年ほどの作品のようです。
 東寺の塔にも、こんな彫刻が施されています。

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 塔の横には、塔を模した植木が・・・。
 なんだか遊び心満載です。
 いい感じ。

 梵鐘もあるのですが、こちらは厄除けの御利益があるとか。
 県指定の文化財なのですが、参拝者が撞けます。
 なんだかお寺のようですね。

 肩肘張らない、自然体の文化財です。
 地域生活に密着しているのでしょう。
 本来、神社仏閣ってこんな感じなのかもしれませんね。