えびす堂から、照蓮寺さんに上る階段から街並みを望みます。
白壁と、瓦屋根。
カーポートと電線がじゃまですが、生活だってありますから、それはしかたがないのかも。
最近は、こういう街並み保存地区で、やたらに駐車車両があるということはなくなりました。
でも、多くの通りは、車両の進入を禁止していません。
地元車両はともかく、観光客が入りこまないようにする方策を考える必要がありそうです。
照蓮寺さんには、重要文化財の梵鐘があります。
鐘楼にはかけられておらず、社務所に収められています。
お寺の奥様が見せて下さいました。
反射がどうしても入って、いい写真は撮れませんでした。
龍頭の形からわかるように、渡来の品だそうで。
ごく普通の家。
ごく普通の家で、ごく普通に暮らす。
かなりのご苦労がありそうです。
残したのではなく、おそらく残った路地の風景。
生きた感じがします。
ランニングシャツのはなたれ小僧か、着流しの浪人が現れそうな・・・。
時代を超越した風景ですね。
竹原の街は、製塩業で栄えた街。
当然、塩田が広がっていたわけです。
保存地区は、いわば旧市街。
現在の機能のほとんどは、塩田跡に作られた新市街ということになります。
まるでヨーロッパのような街の保存。
図らずも日本では珍しい保存形態です。
で、上の写真はいわゆる新市街。
でも、昭和中期な雰囲気が抜群!
これはこれでいいかもしれません。
川沿いに建つ写真館。
木造三階建ての堂々たる建物。
ぜひがんばって保存対象にしてほしいものです。
新市街側にも、古い建物が公開されています。
とてつもなく大きく立派なお屋敷。
森川邸です。
色々全国の保存建築を見て回っていますが、市街地でこの規模の私邸は随一でしょう。
どこまでも続くお座敷。
おうちの一角に、井戸が残されていました。
レンガ造りだけど、六角井戸。
初めて見ました。
列車に都合で、時間がなかったのが、もったいなかったです。
バタバタと観て、おしまい。
残念。
また来ます。
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