保存協会の「矢印シール」、いたるところに貼ってありますが、道をはずれると全く見当たらなくなります。
しばらく見当たらなくなったら、道を疑ったほうがよさそうです。
でも、一度はずれてしまったら、リカバーするルートはつかめなくなります。
山の中などで本当にはずれてしまった時には、思い切って戻るという選択肢も必要かもしれません。
昔ながらの道標にも導かれて秋の昼下がりを進みます。
街道筋はいい雰囲気です。
しばらく歩くと、十番札所の切幡寺さんの参道に着きました。
ここで街道筋から垂直にはずれます。
上り坂の沿道にお土産物屋さんやお宿が立ち並ぶ門前町。
往時の賑わいを想像させます。
でも、門前町を過ぎてもまだお寺はありませんでした。
高度を上げて、高速道路の下をくぐります。
いよいよ山がちに。
ようやく山門に到着。
やれやれ。
山門の脇には、宝篋印塔。
あれ?
山門からまだ山道が続きます。
その先に、「是より三三三段」の石碑。
むむぅ・・・。
あと234段。
結構急な石段です。
ようやく到着。
かなり汗をかきました。
境内は気持ちのいい空気ですが、汗びっしょりのぼくは蚊にたかられます。
本堂から見上げると、さらに上に大塔がありました。
大阪の住吉大社からの移築なのだとか。
そこからの眺めが最高です。
吉野川流域が文字通り一望できます。
さっき下をくぐった高速道路も眼下に横たわっています。
はるかに四国山地も望みます。
満足。