Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

おへんろ通算15日目 奈半利駅~神峯寺

 令和4年(2022年)2月12日のことです。

 

 この日は、奈半利駅から出発です。

 8:30頃、奈半利駅で身支度をしてから出発。

 

 奈半利川を渡ると、田野町の街なかです。

 昔はにぎわっていたのでしょうね。

 

 商店、今は住宅の立ち並ぶ中に「パチンコ ニュー南海」。

 今はもちろん営業されていない様子です。

 このお店のサイズで、町の中の人たちだけを相手に商売が成り立っていたのですね。

 ぼくはパチンコをしたことがないのですが、今のパチンコ屋さんの規模を考えると、驚きです。

 

 街道筋に立派な水切り瓦のお宅が何軒もあります。

 

 八幡様の参道が街道に面しています。

 

 その参道がまたぐのは、ただの道ではありません。

 梁瀬森林鉄道跡。

 林業が盛んで、トラック輸送がメインではなかった時代の遺構です。

 梁瀬森林鉄道跡は、このあとしばらく並行することになります。

 

 安田川を渡ると、安田町の街並みです。

 川のたびに町場が形成されています。

 林業の河川輸送と、漁業が組み合わさっているのでしょう。

 このお宅は大正時代の商家だそうです。

 立派です。

 

 安田町のようす。

 古い大正~昭和の街並みを残すことに力を入れられているようですが、昭和の街並みもなかなかに魅力的だと思います。

 土佐鶴の醸造所があったります。

 

 こちらは「安田 鰹鮪船主会館」。

 この街にこの会館ですから立派です。

 現在は使われていないようですが、まだ築20~30年といったところでしょうか。

 もったいない。

 栄枯盛衰。

 

 

 で、街は裕福なのでしょう。

 かなり立派な鏝絵が入ったお宅が目につきます。

 歩くだけで、街なか美術館。

 

 街はずれから、海岸を離れ、山に向かいます。

 

 急に山がちになると、カワセミに出会いました。

 コンパクトカメラでは精いっぱい。

 

 車の参道も続いていますが、人のへんろ道に入ります。

 

 ぐんぐん高度を上げて、いま来た方向を振り返ります。

 唐の浜あたりが見えます。

 

 道沿いにユーモラスな壺のようなモニュメント。

 「同行二人」と大きくデザインされています。

 いくつかありました。

 

 山門につきました。

 まるでコラージュのような神峯寺さんの山門と神峯神社さんの鳥居。

 神仏分離の名残なのでしょう。

 

 境内はとても美しく手入れされています。

 が、それなりに高低差があります。

 

 ようやく本堂。

 海がキラキラと輝いています。

 

 つづく。