Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

おへんろ13日目 津照寺さんへの参拝

令和3年(2021年)11月13日です。

朝から快晴です。

 

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宿のすぐお隣の津照寺さんにお参りしました。

門前にはおみやげ屋さんがあります。

山門の向こうで参道をまたいで立っているのは鐘楼です。

 

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参道を上ると、すぐに見晴らしがよくなりました。

振り返れば太平洋。

 

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なんだか新しい目の本堂でお参りしました。

 

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山門のすぐわきの大師堂。

こちらは古風な感じ。

 

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この日でいったんうちに帰りますから、お土産を買い込みました。

ミレーは複数社から出ているんですね。

こちらの売り場でその事実を知りました。

 

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津照寺さんのわきから少しだけ、歩を進めます。

住宅の間を縫う、狭いおへんろ道。

 

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すぐに室津川という小河川に出会います。

平成31年架橋という、レアな橋。

両栄橋というようです。

この橋を渡ったところで、今回のおへんろ行程は終了です。

 

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このあと、室戸から大阪までのバスの長丁場です。

室津川沿いのローソンでお昼やおやつを買い込みます。

しかし、このローソンのトイレでカメラを墜落させるというハプニング。

相当にボロボロだったのですが、ついに電源のふたがちゃんと閉まらなくなりました。

 

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室戸の漁港まで歩いて戻ります。

気持ちのいい風、ちょっときついけど。

お昼を堤防に腰かけていただきました。

港内にはドルフィンセンターなんていう施設もあります。

以前は食事もできる「とろむ」という施設がありましたが、現在は営業していないので、要注意です。

 

港内では時折なぶらも上がるコンディション。

港内を見て歩き、釣り人の様子も観察します。

イシダイ狙いの方でしょうか、竿を曲げておられたので、ゆっくり見学。

おおきなサンノジをあげられていました。

今度はお遍路ではなく釣り道具を持参で来てみたいものです。

 

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前日歩いた道はこんな感じ。

今なら建設許可が下りないかも。

 

ゆったりとバスで大阪へ向かいました。

 

 

おへんろ12日目 最御崎寺~津照寺前

令和3年(2021年)11月12日の続きです。

 

最御崎寺さんのお参りのあと、室戸岬灯台に足を運びました。

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秋空に、白い灯台が映えます。

管理棟(?)は目張りがされていて、使っていないようです。

 

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太平洋に突き出た岬の灯台ですから、すごく視界が広いんです。

船、乗りたいなぁ。

 

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お寺に戻って、駐車場の側から山を下ります。

この駐車場まで来て、この風景を思い出しました。

以前にバイクできたことがあります。

 

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こんな歩くには適さない道路を歩きます。

車もよそ見をしながらすごいスピードでそばを通り過ぎていきます。

 

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景色は最高です。

これから歩く方面がずっと見渡せます。

 

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本当に、歩くには適しません。

 

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平地まで降りると、津波ボートがありました。

結構大きいんですね。

スタートレックシャトルみたいです。

 

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のんびりした旧道を歩きます。

時刻は昼過ぎ。

岬近くの観光客相手の食事処で昼食のつもりでしたが、歩きのコースは、岬の「先っちょ」を通りませんでした。

どうやら昼食はとり損ねたようです。

しばらくコンビニもないことがわかっています。

 

ところで、石碑は「昭和九年海嘯襲来地点」。

大変な台風の被害があったという碑だったようです。

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道沿いの石垣の様子が変わりました。

しっかりした生垣ですが、なんだか明るい感じです。

 

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沿道のお宅で、お芋を干しているご夫婦にお会いしました。

お餅に混ぜてつくそうです。

この芋餅は、高知県でも東部だけだと誇らしげに教えていただきました。

郷土の味なのですね。

 

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家の雰囲気も変わってきました。

何重もの庇が壁につけられています。

水切り瓦というようです。

 

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歩くのにはいい感じ。

街並みもいい感じ。

 

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あちこちに海嘯襲来地点の碑があります。

大変な被害だったのでしょうね。

海嘯というのは、とんでもない高潮のようなものでしょうか。

津波のような感じだったのでしょうか。

 

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いよいよ市街地に到達。

国道を離れて、港のほうへそれます。

 

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次の札所、津照寺さんの門前。

港を望むオーシャンビューの太田旅館さん。

今夜のお宿です。

 

24km、39269歩。

おへんろ12日目 尾崎~最御崎寺

令和3年(2021年)11月12日、ロッジおざきをあとにしました。

ロッジおざきさんは、お接待で次の宿まで荷物を運んでくださいました。

これは、とても助かりました。

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身軽になって、いよいよ室戸岬を目指して歩を進めます。

見えている岬の岩は、「夫婦岩」。

しめ縄が飾られていました。

 

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たまに、集落もあります。

太平洋の荒波と過疎化の波にさらされています。

 

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むろと廃校水族館。

トイレをお借りしました。

捕鯨船のパーツも駐車場に展示されています。

いよいよ室戸っぽい!

 

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でもまたこんな道が延々と・・・

 

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さらに延々と・・・続きます。

 

この日のゴールは津照寺さん門前の太田旅館さん。

電話をしたとき、前日の宿を聞かれ、ロッジおざきさんであることを伝えると、3時ごろには着くとのことでした。

それぐらいの距離感なのですね。

でも、この道路は苦行。

 

お昼ご飯をロッジおざきさんで相談すると、岬には観光客相手の食事処がいくつかあるから、問題ないとのお答え。

まあ、まだまだ午前なのですが。

自動販売機さえ珍しいくらいに、なにもないところばかりなので、ちょっと心配しながら歩きます。

 

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見えてきた次の岬の山頂にはアンテナ群が!

いよいよ室戸岬が見えてきたようです。

ちょっとした町も見えています。

 

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町の入り口にはハイビスカス。

なんとも南国な雰囲気。

 

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この地区の家屋は強固な擁壁に守られています。

この擁壁に取り付けられた鉄扉の向こう側には、普通の家屋がたたずんでいます。

南国の陽光、広がる太平洋の光景をすべて遮断する壁。

そうまでして台風などの厳しい自然に立ち向かってきたのでしょうね。

 

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室戸岬の碑。

いよいよたどり着きました。

はるか向こうに連なっている岬々をずっと歩いてきたのですね。

 

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道路は数百m先で右に弧を描いています。

あそこが岬の先、本当の岬。

 

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海は潮が強く当たっているのでしょう。

素晴らしい潮目が出ています。

 

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若き日の弘法大師が修行をされたという御厨人窟

中に入ると、たしかに空と海が視界を分かちます。

1200年前はもっと海面が高かったとか。

今は、空と海の間に道路が横切っています。

ここまでアスファルトの道路を延々と歩いてきましたが、道がないゴロタ浜や磯場をここまで歩くということは、どういうことだったのでしょう。

ぼくが歩いてきた「道」は、天国のようなものです。

 

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御厨人窟の横の雑草は、サボテンでした。

帰化植物

外来種ですね。

 

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雑草にとまる昆虫も見たことのないような種です、おそらく。

普段の生活で、道端の昆虫に目をやること自体が少ないのかもしれません。

それにしてもケバいカメムシ(?)です。

 

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岬の上にある最御崎寺さんを目指して、国道から離れます。

ここには東京大学地震研究所室戸地殻変動観測所というものがありました。

ディープな世界!

 

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忠霊塔という大きな碑を回り込み、山に入ります。

見たことのない植生です。

 

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大きな葉に、大きな蝶がとまっていました。

どうも、アサギマダラのようです。

 

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ああ、大きな荷物を運んでくださっているロッジおざきさん、ありがとうございます。

久々の山道を登り・・・

 

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ついに最御崎寺さんに到着しました。

なんだかちょっと感激。

 

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今回は天気にも恵まれています。

感謝。

 

つづく

 

YDS-150を購入しました

YAMAHAの「デジタルサックス」、YDS-150を買いました。

昨日(2022.1.29)入荷の連絡を受けて、本日手にしました。

本当は、昨年の5月に発注したのですが、世界的な半導体不足のあおりを受けて、半年以上の入荷待ちとなりました。

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細かな設定は、iPadに入れた専用アプリから、Bluetoothを通じて行います。

今風ですね。

USBもついていますから、そちらからでも受け付けたりするのでしょうか。

本機にはMIDI端子がないので、ここから出せるようになっているのでしょうか。

 

うちにはWX-7もあります。

こちらは全くのMIDIコントローラーですが、細かいことができる分、けっこうじゃじゃ馬です。

ステージにもって上がったことは、購入して約30年で、数回。

 

WX-7と比べれば、まったく方向性も違うのですが、ずいぶんと使いやすくなったものだと思います。

とりあえずすぐ使えそうな音源も内蔵しています。

意外と音量が小さいのですが、ライブハウスやPA付ステージなら問題もないでしょう。

BSxやSSxなどで、生の補完的に使っていきたいと思っています。

 

楽しみ。

 

おへんろ11日目 海部~尾崎

令和3年(2021年)11月11日朝、海部の宿、生本旅館をあとにしました。

 

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今日もいい天気です。

左手は那佐湾だそうです。

大きく湾入した、とても静かな海です。

こういう地形だと水も淀みそうなものですが、ここはとてもきれいです。

 

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室戸までいよいよ50km。

遠いんだか、近いんだか。

思いめぐらせながら、先に進みます。

 

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立派な路盤の高架鉄道

牟岐線の延長、阿佐海岸鉄道

 

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宍喰の海岸線に、サーフィンのショップがあります。

なんだかカッチョいい!

 

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そこから少しの距離にコンビニ!

絶景のセブンイレブンです。

ここでお昼ご飯を調達しました。

 

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ちょっと小さな峠で、いよいよ高知県に。

めちゃくちゃうれしい。

思わず一人で「せーの、ぴょーん」をしました。

さようなら、徳島県

 

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甲浦の港です。

正面は、フェリーが発着していた岸壁ですね。

30年ほど前、バイクに乗っていたとき、四国ツーリングの帰りにここから神戸に向けてフェリーに乗った記憶があります。

 

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甲浦白浜という風光明媚な土地。

立派な建物は津波タワー。

 

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東洋大師さんに到着しました。

参拝を済ませ、境内でお昼をいただきました。

お昼を食べて、まったりしていると、ご住職から高知名物「ミレー」の小袋をいただきました。

ありがとうございます。

 

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野根の街に入りました。

建物の雰囲気も変わりました。

いかにも土佐な感じ。

現在の阿佐海岸鉄道は先ほどの甲浦までですが、延伸計画には、この野根の街に駅の設置予定があったようです。

おりしもDMVが12月25日から運行開始とのアナウンスが、ニュースで流れました。

DMVはもちろんこの街に停車するのでしょう。

 

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道路元標を発見。

「野根町」の表記があります。

かなり栄えた町場だったのでしょうね。

 

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野根を過ぎると、いよいよ人家もまばらになりました。

はるか先まで岬が連なっているのが見えます。

今日の目的地はあの辺かなあ、なんて考えながら歩きます。

 

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歩けども

 

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歩けども、さほど変わらぬ風景。

心がくじけそうになります。

自分と対峙するにはいい機会です。

GPSや正確な地図がなかったころは、どれほど心細かったのでしょう。

 

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途中、法海上人堂というお堂がありました。

すこしリズムができます。

 

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でも、また同じ景色が続きます。

ふぅ。

先まで見通せるのは、つらい。

五里霧中もつらいんだけど。

「なんで歩いているんだっけ」なんて考えて、足を動かします。

 

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植生も変化してきました。

なんとも南国。

 

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久々に旧道にそれます。

どうやら集落があるようです。

 

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佛海庵さんで、最後の休憩。

 

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すっかり暗くなりかけた時、今夜のお宿「ロッジおざき」さんに到着。

変化が少ない風景の中を歩き通しましたが、心に刻み付けられる一日になりました。

 

50323歩。

33.38km。

疲れがたまって、歩幅が狭くなってきたかな。

 

おへんろ10日目 JR日和佐駅~海部

令和3年(2021年)11月10日朝、日和佐駅前のビジネスホテルをあとにしました。

 

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天気は晴れ!

おさんぽ日和です。

 

日和佐からは国道55線を歩きます。

しばらく海岸線とはお別れです。

 

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なんだか面白みのない道。

歩道があるだけましだけど。

上り坂が続いて、登坂車線があり、車も大変そうですね。

いわく「おそい車は左へ寄ってくれるけ」。

なんてフレンドリー。

 

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歩道のない区間があったり、さらには歩道のないトンネルも。

これは怖い。

猛スピードで材木を満載したトラックがすぐわきを通り抜けていきます。

人間の心理で、注目しているほうに進んでしまうのでしょうか。

わざわざこちらによって来るお年寄りの運転する乗用車も。

 

路側の緑の線は、おへんろさん向けのガイドです。

 

旧道にそれて歩くところもあります。

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JR辺川駅の前にあったベンチで一休み。

旧道沿いはとてものどかです。

 

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時折わたる川の水のきれいなこと。

澄み切っています。

あれ?

前の記事にもこんなことを書きました。

川べりには、カワセミがいました。

 

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峠を越えて牟岐に入りました。

室戸まで67km。

まだまだです。

牟岐セブンイレブンでちょっと早めのお昼を調達。

 

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汗となって塩分と水分を失った身体には、これがおいしい。

コンビニのそばで腰かけて、いただきました。

 

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牟岐を過ぎると、再び海岸線に出ました。

風がきついけど、気持ちいい!

 

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手羽島(ですよね?)が見えます。

島丸ごとが伝統的建造物群保存地区

一度は行ってみたいのですが、今回はパスです。

 

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こんなに大きな松ぼっくりが落ちていましたよ。

持って帰りたかったけど、重いのでこちらもパス。

 

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鯖大師さんでお参りです。

他のおへんろさんと情報交換。

みなさん、やはりこの区間は苦労されるようです。

 

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なんだかいい感じの海岸。

南国を感じさせます。

手羽島、大島が後ろに離れていきます。

 

へろへろになって、歩き続けます。

しんどいので写真も少なめ。

 

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海部の街の、「生本旅館」さん。

建物は年季が入っていますが、ご飯がイセエビまで付く豪華な内容。

うへへへ。

 

この日の歩行距離は、ざっくり25km。

43946歩でした。

 

おへんろ9日目 JR由岐駅~薬王寺

1年と1週間ぶりに、おへんろの続きに出ることができました。

コロナでまともな生活ができないままの約2年。

うちの家族にもいろいろありました。

 

さて、なぜなかなか出ることができないかというと、次の23番薬王寺さんから24番最御崎寺さんまでの間が長く、3日の行程となります。

しかもほとんど集落がない部分も多く、公共交通機関にも恵まれないため、一気に進んでしまう必要があります。

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令和3年(2021年)11月9日、大阪からバスに乗って由岐駅へと降り立ちました。

天気が悪かった昨年の行程とは打って変わって、前日までの雨が上がり、ずっと晴れ予報。

これだけでも心が弾みます。

 

バスは定刻の12:52よりも約10分の遅れで由岐に到着しています。

この日中に薬王寺さんの参拝を済ませてしまいたいところです。

お寺が閉まるのは17:00。

由岐からの距離は約15km。

ちょっと急ぎ目で歩きます。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ぼくは急いだり慌てたりするのが嫌いなので、これは苦痛です。

 

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由岐の街では、港町の風情は感じるものの、直接海を目にすることなく歩を進めます。

 

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次の入り江で、初めて海岸に出ました。

いよいよここから基本的にはずっと海沿いです。

 

海岸べりのおへんろ道をすすむと、見慣れない標識が。

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アカテガニが道路を横断するようです。

クリスマス島のようになるのでしょうか。

ちょっと見てみたいような気がします。

でも、1匹も見かけませんでした。

 

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いくつか港町を過ぎます。

 

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へんろ道は急峻な磯場を越えるべく、山の中へ向かいます。

はるか下のほうから潮騒が聞こえてきます。

 

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ちょっと高度が上がって、太平洋が眼下に開けました。

 

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海岸べりに下ると、いかにもチヌがたまりそうな入り江を進みます。

それにしても、水のきれいなこと。

澄み切っています。

 

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途中、はるか先の岬まで見通せるところを通りました。

少なくとも、あの岬のはるか向こうまで歩くのです。

 

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そうこうするうちに、ウミガメの産卵地として有名な日和佐の海岸に到着しました。

いい磯がいっぱいあります。

 

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日和佐の街なかを通って、薬王寺さんに余裕をもって到着。

幸先の良いスタートが切れました。

 

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色づき始めた境内。

テレビか何かの撮影をされていました。

先達さんが、若い女性に参拝の作法を伝えていらっしゃいました。

 

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境内からは、日和佐の街がよく見えます。

 

快く送り出してくれた、家族と職場に感謝。