Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「プリデスティネーション」を観ました

■劇場(字幕)

 爆弾魔を追う時空捜査官の男は、重症を追いながらも、復帰をはたす。
 大規模なテロ行為を阻止すべく、バーテンダーになりすまし、1970年のNYに潜伏していたが。

 タイムパラドックスを全面的にテーマにした作品です。
 たいていどこかに矛盾やムリが生じるのですが、この作品は骨があります。
 真正面から取り組んだだけあって、「そこ」には破綻がないように思えます。

 さて、なにか書くと、すぐにネタバレしそうです。
 ピースがどんどんつながっていくというタイプの作品。
 冒頭から、伏線がはられており、目が離せません。
 その冒頭シーンも何度も描かれます。

 ハラハラ・ドキドキのSF物語というよりも、どちらかといえば奇譚の様相。

 あっと驚くような絵面はなく、低予算映画のような雰囲気です。
 でも、とても丁寧な絵作り。

 オトナな映画です。
 R15指定ですが、もっとオトナが観る映画。
 アラサーのカップルならいいのかも。
 平日夜のレイトショーは、単独行のおっさんばっかりでした。

 いい作品。
 こういうまじめに取り組まれた感じの映画、好きです。