Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

北陸鉄道廃止予定区間 加賀一の宮駅

 ようやく、このたびのメインディッシュです。
 10月末で廃止される、加賀一の宮駅から電車に乗りました。

イメージ 1


 加賀一宮駅は、その名の通り昨日の記事に投稿した白山比咩神社への参宮駅です。
 開業は古く、金明鉄道という会社によって敷設されたということです。
 この金明鉄道は「金沢~名古屋」を冠する名称だそうで。
 いまのJR特急「しらさぎ」とかぶる設定は、需要を見越した適切なものだったのでしょう。
 今の国道157号線沿いに、勝山、大野を目指したのでしょうか。
 でも、大昔にこの山越えはムリでしょうねぇ。

 駅舎は木造で、破風をのせた何だか旅館のような建物です。
 懐かしい雰囲気が漂っています。

イメージ 2


 存続を求める運動ポスター。

イメージ 3


 その甲斐もなく、廃止を知らせる立て看板。

イメージ 4


 待合い室内の壁にある広告。
 何とも味があります。
 もちろん地元酒造会社も挙げていらっしゃいます。

イメージ 5


 多くのお客を捌いたのでしょう。
 室内の通常改札の他に、臨時の出札口も用意されています。
 参拝者はクルマに流れたのでしょうか。
 それとも、参拝者そのものが減ったのでしょうか。

 そういえば、お寺には「西国三十三か所」のような、札所めぐりがありますが。
 神社ではそのようなイベントは、メジャーではないような。
 法人としての成り立ちも影響しているのでしょうが、経営努力は必要でしょう。

イメージ 6


 鶴来とは反対の方向を望みます。
 ぷっつりと、線路が切れていますが、昔はもう少し先の集落まで運行していたそうです。
 今回の廃線により、夢のあとは草の下に眠ることになります。

イメージ 7


 駅前の自動販売機。
 寒かったこともあり、温かい飲み物は売り切ればかり。
 廃線特需ですね。

 手取川に沿って、鶴来を目指します。
 途中、用水もわたります。

 車内は鉄ヲタばっかり。
 もちろん、ぼくもですが。
 アテンダントのお姉さんは、野獣のなかに放り込まれた娘さんのよう。
 ヲタのカメラに写り込まないように、身を翻していらっしゃいました。

イメージ 8


 せっかくなので、石川線の反対の終点、野町駅まで乗りました。
 もっとまちなかの平坦な駅かと思っていたのですが・・・。
 前に銭湯があって、バスターミナルになっている、結構近代的な駅。
 ちょっと散歩すると面白いかも。