Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「LEAD THE WAY」SOULSTANCE

 パーソネル:Enzo Lo Greco(Bs, Gt, Fl, Pf, Program), Gianni Lo Greco(Dr, Per)
       Alberto Bonacasa(Pf), Germano Zenga(Ts), Hendrixon Mena "Puci"(Tp, Flg.Hr)
       Francesco Pinetti(Vib), Sandro Cerino(Fl, Bcl), Alice Ricciardi(Cho)
 発売年:2006年

 以前に買ったQuintetto Lo Grecoの「Snap Count」というアルバムがよかったので、同じアーティストの作品を買ってみました。
 アーティストとしてはSOULSTANCEとクレジットされているので、多少趣向が違うのでしょう。

 先のアルバムが純然たるクインテットものだったのに対して、このアルバムは自由にやっているという感じです。
 人数も増えて、シーケンサーやオーバーダブも使いまくり。
 イタリア~ンなニオイそうな曲作りを期待して針を落とすと(レコードじゃないけど)・・・

 1曲目はなんとアップテンポなサルサバンドのようなサウンド
 もちろんパーカッションもホーンもオーバーダブ。
 でも、こんなのを期待して買ったんじゃないんだけどな・・・と思っていると・・・

 2曲目からアコースティックな曲作りがじわじわ侵蝕。
 アルバムも中旬にさしかかると、もうすっかりイタリア~ンなジャズの香り。
 コーラスとトランペットのユニゾンでハイテンポな最終曲まで、どんどんテンションが上がります。

 あぁ、こんなのが聴きたいんですよ!
 後半の作りと1曲目の印象は全く違うアルバム。
 グルーヴ感。
 ヨーロピアンなフレーズ。
 イタリア臭さ。
 んもう、たまりません!

 アシッドやフュージョン、NU Jazzに分類されるのかな。
 普段ジャズを聴かない人にもオススメします。
 でも、イタリア盤なんていうと、なかなか試聴できないんですよね。