またまたうっかりしていると、もはや12月も後半に!
お寺の前に貼ってありました。
「うかうか一年」
身に沁みます。
続きを記録しておきます。
もちろん、暑かったころのお話。
焼山寺さんの宿坊前からの写真です。
すがすがしい朝。
焼山寺さんにもう一度お参りして、出発します。
朝早くから自転車の人がいっぱいでした。
どこからいらっしゃったのでしょう。
お寺を出たら深い谷を降りていきます。
荒れた石畳の道も続きます。
ほどなく杖杉庵に到着しました。
自動車が通れる道にも面しています。
お隣で梅干を売っていました。
車が通れる道から外れて、農道のような道を行きます。
牧歌的!
車が通れる道に出て、焼崎というあたり。
「おへんろ駅」という休憩スペースがありました。
ランニングの方々がいっぱい!
この暑いのに走るなんて、ぼくには無理です。
いや、暑くなくても走れませんけど。
ランニングの方々は右の車も通れる道へ。
ぼくは古いおへんろ道ですから、ここで左に分かれている細い道へ。
ところが、この道がなかなかに大変でした。
玉ケ峠越えという道ですが、かなり荒れた急坂もあります。
予想外に厳しい道。
前日の焼山寺道の疲れも残っていて、えらい目を見ました。
こちらの道を選ぶと1時間ほどは余計にかかる、とこの日の宿のご主人。
峠には古い石仏などが並びます。
ほっこり。
峠を下る道路はこんな感じ。
普通の集落の地方道といった様子です。
車も通ります。
でも、四国の山深さよ。
はるか眼下に蛇行する鮎喰川と集落を望みながら歩きます。
あそこに降りていくのかな、と思うと、なかなかおへんろ道は降りません。
峠から、おへんろ道が鮎喰川と交わるところまでは約5km。
標高差は約400mあります。
鮎喰川とおへんろ道が寄り添うところ、阿川の集落では有名な人形たちがお出迎え。
ホラー・・・
すごくリアルだったり。
思わずあいさつしかけました。
現代の車道がΩを描いて鮎喰川に沿うのに対し、おへんろ道は褶曲の断層でできたと思われる山襞を一つ越えます。
当時は鮎喰川は寄り添うのも困難な暴れ川で、両翼の谷の山肌は道を付けられるような状態ではなかったのでしょう。
長瀬の集落。
川で泳ぐ家族が数組。
木陰でお昼ご飯を頂きました。
お店も何もありませんが、焼山寺さんの宿坊のかたがおにぎりを作ってくださいましたので、これをいただきました。
ここから先のおへんろ道はずっとこんな感じ。
鮎喰川に沿った車も走る道です。
とんでもなく暑いのですが、まったく日影がありません。
日差しに体力を奪われます。
鮎喰川はまさに清流です。
ところどころ水泳場が開設されおり、泳ぐ人たちがいっぱい。
海水浴ではない、水泳場は、琵琶湖以外はぼくの近所ではなかなか見かけません。
だらだら続く日陰のない道。
なかなかつらいものがあります。
ゴール間際、日和田というところにこの日1軒目のコンビニ、セブンイレブンがありました。
たまりません。
境内を道路が通ってしまったのでしょう。
道路際に突如現れる大日寺さん。
急な下り坂~予期せぬ厳しい峠~だらだら続く日陰のない道。
この日も思わぬハードなことになりました。
この日の宿はお寺のすぐそばの「名西旅館 花」さん。
当然マスターがおへんろ道に詳しく、いろいろ教えてくださいます。
つづく。