またまたうっかりしていると、10日も過ぎて、もはや11月に!
続きを記録しておきます。
焼山寺道は、累積標高差が1100m。
でも、距離は12km少ししかありません。
急坂なんですね。
歩き始めるといきなり「へんろころがし 1/6」という標識がありました。
特につらいところにたてられているようです。
つまり、特につらいところは6か所。
急峻な山道を上がるので、すぐに標高が稼げます。
吉野川が眼下に望めるようになりました。
日本地図規模の地形がよくわかります。
正面の山腹に見えているのは、前回訪れた切幡寺の大塔です。
9月14日は、とにかく暑く、晴天でした。
のどがとても乾きます。
いかにも古道といった石畳。
どうやってこれを作ったのでしょう。
草鞋には優しかったかもしれない道も、トレッキングシューズですら現代の靴では滑ります。
道中の庵の一つ、長戸庵。
ちょっと長めの休憩です。
さらに高度が稼げて。こんな風景に出会えました。
まだ吉野川の流域です。
時折、町石を兼ねたお地蔵さまなど、様々な道案内が。
「へんろころがし 2/6」で、峠越え。
たとえば、こんな地形だと、普通の道は青い線をたどりますよね。
でも、焼山寺道は、たびたび山襞を超えるのに赤い線のような経路をたどります。
修行、なんですね。
石畳の道を下って。
次の庵が見えてきました。
柳水庵です。
ここでお昼にしました。
蝉時雨と、蚊の猛攻。
生水でしょうが、水が手に入ります。
お腹が弱いぼくは飲まずに済ませたいところですが、念のため空いたペットボトルに詰めさせてもらいました。
峠を越えて、鮎喰川の流域に入ったようです。
すっかり四国山地の様相。
かなり荒れた道の「へんろころがし 4/6」。
ふうふういいながら上がった先に、突如現れる、立派な石段。
上には弘法大師。
どうやってこんな場所にこれほどの石段を・・・
一本杉、浄蓮庵です。
せっかく上ってきたのですが、結構急な下り坂を下って、左右内の集落へ。
その向こうの山をまた上ることになります。
ここからがきつかった!
「へんろころがし 6/6」。
さいごの「へんろころがし」です。
広くなった道を歩いていると、石垣が見えてきました。
焼山寺さんの参道です。
駐車場があるようです。
この参道が結構長く、歩いてきた体にはこたえます。
もう急ぐことなくゆっくり歩くので、車での参拝者の方にどんどん抜かされます。
参道から見えるのは、はるかに徳島港。
すっきりとした境内の焼山寺さんに到着!
この日は、道中、3人お見かけしただけで、ほとんどお遍路さんに出会いませんでした。
最高気温は32度。
歩くにはまだ早かったようです。
のどの渇きとの戦いになりました。
この日の宿は、焼山寺さんの宿坊。
大規模な宿坊でしたが、貸し切り状態。
いつもなら怖いのかもしれませんが、よく体を動かした後だったので、ゆっくり眠れました。
つづく