2020(令和2)年11月1日の記録の続きです。
雨が降る中、坂道を上がります。
みかん畑の横の急坂を黙々と歩きます。
坂がきついと、あっという間に高度が稼げます。
上の写真の山間の向こうから歩いてきたことになります。
へんろ小屋がありました。
かやぶきです。
簡易トイレですが、トイレもあります。
しばし休憩。
でも坂がきついのは、へんろ小屋から先でした。
途中の水呑大師のお堂からは、一変。
石畳、石段が続きます。
雨の中、当然滑ります。
足元にパノラマが広がります。
蛇行する那賀川を渡る橋が見えます。
水井橋という橋ですが、あそこもへんろ道。
後で渡ることになります。
けっこうしんどい思いをして、鶴林寺さんに到着しました。
お参りしてから、現在は休業中の宿坊の軒下をお借りして、昼食をとりました。
尾根筋に位置する鶴林寺さんから、一気に下山します。
にゅるにゅると滑る石段を、延々とおります。
膝が笑います。
雨はずっと降っています。
でも湿度が高いからこその出会いなのでしょうか。
沢ガニが足元のあちこちいます。
先ほど見えていた水井橋からの眺めです。
山紫水明、なんていう言葉が浮かびます。
秋ですけど。
このあたりの大井集落でお茶を購入する心づもりでしたが、歩き遍路のへんろ道には、自動販売機さえもありませんでした。
結局お茶は買えず。
ご注意を。
水井橋の先は、遊歩道のような道をゆるゆると上がります。
先ほどからの道からすれば、天国のよう。
このあたりは古くから鉱山があったと、看板が説明していました。
放棄された集落跡や農地も見られます。
農地が途絶えたら、急に山道になります。
やっぱり・・・。
そう簡単に行くはずはないと思いました。
結構こたえる急坂が続きます。
ぜいぜいいいながら、太龍寺さんに到着です。
本日の行程はここまで。
こんな山の中で高い石垣が築かれています。
見事な山岳寺院です。
こちらはロープウェイから上がってきた場合の正面です。
本堂が真ん前です。
ロープウェイでいったん下山します。
ロープウェイは、往復2600円。
規模を考えれえば仕方がないのかもしれませんが、大阪から徳島までがだいたい3000円ですから、高いと言わざるを得ません。
まあ、でも、一生に一回かもしれないので乗るんですけどね。
ロープウェイを降りたところが今夜のお宿。
「そわか」さんです。
道の駅、ロープウェイの乗り場、宿泊施設が一緒になっています。
「そわか」さんは、本来、一泊二食で7500円のところGotoトラベルで5300円になるはずだったのですが…
町のクーポン補助対象となり、結局ぼくが支払ったのは2891円でした。
またまた、どうなっているんだか。
20.7km、39,395歩。
つづく。