Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「ウォッチメン」を観ました

■劇場(字幕)

 ウォッチメンといわれるスーパーヒーローが実在し、米ソが核の緊張を高める1985年が舞台。
 ウォッチメンは歴史上の大事件を監視してきた存在だが、1977年、その活動を停止させられた。
 かつてのヒーロー「コメディアン」が何者かに殺された。
 「ロールシャッハ」は、ヒーロー連続殺人と目し、事件の真相を追うのだが。

 壮大なカルトムービーです。
 見事にスタイリッシュな映像。
 冒頭の「何ものかとコメディアンの戦い」や「オープニング」は、すごく気分が盛り上がります。
 カッチョいい!

 ちょっとレトロ・フューチャー
 そして、3時間弱の長尺です。

 次々に展開する場面、登場人物。
 人間関係も40年ほどにわたり描かれます。
 ビジュアルもギャング団の始末から、地球外の壮大なものまで。
 実は3時間でも短すぎて描ききれなかったんじゃないでしょうか。
 その割には、なくてもよさそうなシーンもありますが・・・。

 「ドラゴンボール」もこんな風にカルト化するのなら、みんな納得だったでしょうに。
 戦いのシーンも、カッチョいいです。
 「ドラゴンボール・エヴォリューション」で溜まったウサが晴らせます。

 確かに、スーパーヒーローの攻撃を受けたら、本当なら腕も折れますね。
 猟奇的な現場に踏み込むこともあるでしょう。
 ヒーローだってセックスするでしょう。
 その力によって、人間性も失うでしょう。
 つまり、オコチャマは観てはいけない映画です。

 彼らの活躍により、核戦争は回避されました。
 でも、それでいいのでしょうか。
 つまり、ウォッチメンたちのやり口は、アメリカそのものだといいたいのでしょうか。
 原作が読みたくなります。

 オトナのためのおとぎ話。
 いい作品だと思います。
 ちょっと長いけど。
 カルトムービーが好きな方にはおすすめ。
 「ゴッド・ディーヴァ」や「シン・シティ」を気に入っている方には、オススメ。