■劇場(字幕)
最大手検索サービスプロダイダに勤めるケイレブは、CEOと別荘で一週間を共に過ごす権利を得た。
ケイレブに課された課題は、AIのチューリングテストだった。
静かな雰囲気の、良作です。
抑えのきいた美術と、狭い舞台。
スケールは大きいのに、実は密室劇。
もしかして舞台でも成立しそうな内容ではあります。
美しい映像。
美しい登場人物たち。
静かな音楽。
SFといわれるジャンルなのに、発砲シーンなんてありません。
おとぎ話にも見えますが、すぐそこで起こっているかもしれないリアリティ。
実際には、ハードとソフトは別に構築されると思いますが。
そうなんですよね。
AIが人間を凌駕するのは、時間の問題。
おそらく避けられない事実なのでしょう。
個体の目標はともかく、生物の目標はコピーを残すというもの。
AIが自律的にAIを改良し始めた時が、本当のターニングポイントなのでしょう。 でないと、AIには、AIたる存在理由がありませんから。
好きです。
こういう作品。
楽しみです。