Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

東高野街道 第11回 九度山駅~慈尊院

昨年1月から、区切ってつないで歩いてきた東高野街道も、いよいよ最終回です。
実踏破日は2014年6月15日。
奇しくも弘法大師のお誕生日、青葉祭の日となりました。
行くまで知らなかったのですが・・・。

これが全行程の記録です。
日数踏破日出発点終着点踏破距離km
1H25.01.26京都駅~東寺京阪八幡市駅16.6
2H25.01.27京阪八幡市駅JR津田駅11.6
3H25.02.03JR津田駅JR四条畷駅13.2
4H25.02.09JR四条畷駅近鉄瓢箪山駅11.6
5H25.02.24近鉄瓢箪山駅近鉄安堂駅12.9
6H25.06.08近鉄安堂駅近鉄富田林駅13.0
7H25.12.23近鉄富田林駅南海三日市町駅13.0
8H26.01.05南海三日市町駅南海紀見峠駅13.4
9H26.01.11南海紀見峠駅橋本駅11.9
10H26.02.11橋本駅九度山駅11.5
11H26.06.15九度山駅高野山金剛峯寺25.9



154.5

11回めは、南海九度山駅から高野山金剛峯寺を目指します。
ルートは古来からの表参道、町石道。
最終回は、最も長い行程となります。
約25km程度を予定しています。
上りの山道でこの距離なので、それなりに気合が入ります。

今回歩いたのはだいたいこの範囲です。

詳しい地図で見る

軌跡入りの地図はこちら。(Google Map)

朝、降り立ったのは、南海九度山駅
1列車から20人ほどのハイカーとトレイルランナーが降りてきます。
同行者のけいばーどさんが、あとの列車だったので、いっしょに降りたトレイルランナーさんと話しました。
ぼくと同世代と思われる、女性2人と男性1人の3人組。
聞けば、町石道を往復されるとか。
おそらく多くのランナーさんは、片道を駆け上がって、電車で帰られると思うのですが。
ハードなランナーさんもいらっしゃるようです。
大門までを往復すると、ちょうどフルマラソンを超える程度になるようです。
ぼくは、絶対無理です。

次の列車からもランナーとハイカーが降り立ちました。
そのなかに、同行者けいばーどさんも。
でも、その前のランナーさん、ご近所の知人でした。
こんなところで出会うとは、びっくり。

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さて、9:30。
いよいよ出発です。

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国道を歩いて行くと、真新しい道の駅がオープンしていました。
横には広々とした芝生の公園。
気持ちいい!

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旧道に入ると、まったりとした街道ムード。
いつもの感じなので、安心して歩を進めます。

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大きな石垣が見えてきたら、町石道のスタート地点、慈尊院です。

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そんなに大きくない山門です。

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でも、立派な門前。
絶対に行きすぎてしまうようなことはないでしょう。
ここまで、駅から1.2km。

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境内の様子です。
正面の、鳥居のある石段が町石道です。

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道中の安全をお祈りします。
安産祈願で、おっぱい型の絵馬が沢山ありました。
恋愛成就にもご利益があるとか。

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境内の奥には弘法大師の像と、「案内犬ゴン」の像。

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平山郁夫揮毫のユネスコの碑。
町石道は、世界文化遺産紀伊山地の霊場と参詣道」の一部をなしています。

さて、いよいよ登りましょう。
鳥居のある石段を登ると、石造りの卒塔婆があります。
これが町石。

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1丁(町)ごとにこの石造りの卒塔婆が道沿いに立っているそうです。
これが楽しみだったんです。
ちなみにこの石が「180町」。
つまり、180本はあるということですね。
すべてをカメラに収めるべく、気合が入ります。
このブログにも、延々と卒塔婆の写真を並べようかとも思ったんですが、けいばーどさんの反対意見あり。
1町は約109mだそうです。

ふぅ。