水間鉄道に乗ったので、当然、水間観音様にお参りしましょう。
府道の旧道を歩きます。
2車線の道路ですが、道幅は狭く、歩道もなく、それなのに走る車のスピードは速い。
そんな嫌な道路です。
途中、複雑な水路を見かけました。
水路が並んで走っています。
車に轢かれてしまうこともなく、水間観音様に到着。
橋をわたって、境内に入ります。
橋は谷に架けられています。
天台宗別格本山水間寺。
狭い敷地なのですが、立派な境内です。
敷地からは考えられない大きさのお堂と宝塔です。
お参りしましょう。
多くの額と千社札がありました。
「水間寺千本餅つき」という郷土芸能があるようです。
右から昭和45年の万博のもの。
真ん中は昭和50年の海洋博のもの。
左は平成2年の花博のもの。
次はいつのものが建つのか楽しみです。
お堂の裏手には滝があります。
こちらは聖観世音出現瀧。
開祖、行基様が龍神様から観音様の像をいただかれたという言い伝えがある聖域です。
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つまりこのお寺、表にも裏にも谷川があります。
だから水間、なのですね。
大阪の平野部に出る川の、根本を牛耳ってきた力の歴史が見て取れます。
大変重要な土地なんですね。
聖域に張り巡らされた鉄条網に、5円玉が刺されています。
なんだか面白い。
帰りは、左手のさらに旧道を歩いてみましょう。
立派なお家の前に、樋門と複雑な分水があります。
このおたくが、代々水の番をされてきたのでしょうね。
いい雰囲気が残された街道です。
駅まで戻って、静態保存の車両を見て帰りました。