Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「謝罪の王様」を観ました

■劇場

 帰国子女の典子は、交通事故をおこして困惑。
 謝罪を引き受けるという、黒島に依頼を持ちかけるが。

 上質な連作短編小説の雰囲気です。
 ちょっと冗長かもしれませんが、話もトントンと進みます。
 あちらこちらに仕掛けがしてあって・・・。

 さて、東京謝罪センターというところの所長の活躍を描いた本作。
 謝罪の代行を行うのを業務としているようです。
 まあ、「関係のない人に謝られても・・・。」と思っていると。
 最初は、そんなスタンスだったのでしょう。
 でも、物語が進みにつれ、効果的な謝罪をプロデュースする監督業に。
 なるほど。
 これなら、アリかも。
 まあ、やり方や程度にもよるのですが。
 カウンセラーというか、なんだか弁護士法にも抵触しそうな・・・。

 謝るって、何でしょうね。
 怒るってなんでしょう。
 プライドってなんでしょう。
 そんなことを考えました。

 飲み会の席で出るような、「謝罪屋なんていうのがあったら面白いかも!」。
 なんていうお題を、真剣にお金をかけて練ったら、こんな作品ができるのかも。

 邦画らしい邦画でした。