Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「LOOPER/ルーパー」を観ました

■劇場(字幕)

 都市は荒廃しきった2044年
 非合法に未来から送られてくる人物を殺害する殺し屋、ルーパーのジョーは、未来の紛争を知ることになる。

 面白かったです。
 「LOOPER」。
 対義語は「TERMINATOR」だったんですね。
 そこかしこにオマージュが見て取れます。

 どうやらこの世は2010年代中頃で、大規模な荒廃を迎えるようです。
 ボロボロになった2010年台前半、つまり現在の車がいっぱい。
 汚らしい太陽電池が貼り付けられていますけど。
 ちなみに、主人公のピカピカのスポーツカーは、「ユーノスロードスター」。

 あまり見たことのない制作会社の作品です。
 エンドクレジットに並ぶのは延々と中国系のお名前。
 でも、俳優さんたちは一流どころ。
 時代の流れを感じ、監督の心意気が伝わります。

 タイムトラベルものなので、パラドックスが発生。
 これが物語の主題でもあり、見応えがあります。
 「ヤング」が「オールド」にメッセージを送る方法。
 逃げる「オールド」の指がなくなったり、足がなくなったり。
 まあ、ツッコミどころは満載ですが、うまくできています。

 サイキッカーの登場もいい感じ。
 無駄なく、映画らしい映画という感じ。
 11月ころに上映しそうな雰囲気。
 DVDが発売されるときには別エンディングも入っていそうです。

 「レポゼッション・メン」や「TIME/タイム」がお気に入りの方。
 近未来モノがお好きな方はぜひ。
 暴力シーンがあるので、おこちゃま注意!