Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「リアル・スティール」を観ました

■劇場(字幕)

 2020年、世界中でロボットを使ったボクシングがブームになっていた。
 元ボクサーで、ロボットオーナー兼オペレータのチャーリーは、ヤサグレた生活。
 10年前に別れた妻がなくなり、11歳になる彼の息子と過ごすが。

 楽しくて、ワクワクする映画です。
 ドリームワークス作品ですが、子どもと観て楽しめる作品。
 小学校高学年の息子がいれば、連れていけば更に楽しめることまちがいなし。
 いないけど。

 子役がかわいいんですね。
 最初はひねくれているんですけど、だんだんと心を開いて。
 でも、ずっとちょっと幼く見える容姿が、かなり魅力的です。
 ダンスもかわいい。

 ロボットが戦うシーンもたくさん出てきて、堪能できます。
 かなり危ない人達が携わっているにもかかわらず、不正がありません。
 ロボットを盗んだり、相手ロボットにこっそり仕掛けをしたり。
 そういう嫌なシーンがなく、みんなが正々堂々と戦っているのに好感が持てました。

 2020年ということで、舞台がかなり身近な感じで作られています。
 なんだか今すぐにでも、ロボットボクシングできそうな感じです。
 あと8年であそこまでとなると、ホンダには今年からでも頑張ってもらわないと。
 ロボコンも、もっと激しい部門を作らないとね。

 この映画で目立つロゴは、HP。
 日系企業のロゴもWindowsも、なりを潜めています。
 実際にやるとすれば、機体にはベタベタと企業ステッカーが貼られるでしょう。

 さて、ロボットのデザインもよくねってあります。
 思わず笑った「超悪男子」は、鉄人28号そっくり。
 もちろん、少年がリモコンやヘッドセットで操縦する作品ですから、これはオマージュですね。
 ぼくらの世代はプロットから「プラレス3四郎」を思い浮かべるところです。
 ガンダムに出てくるジムらしきものが飾ってあったり。
 いろいろよく研究されていると思います。

 もっとオタク映画でも、もっとディズニー映画でも、このバランスはなし得なかったのではないかな。
 最後に結局勝ったり、バラバラにされたりするのでもなく。
 ロボットが突然心を持つでもなく。
 エンディングも試合終盤で最後まで見せないとか、試合終了後に親権の話を蒸し返すとか。
 そういうこともなく、とてもすっきり。
 非常にいいバランスだと思います。

 最後にダンスがなかったのが、ちょっと残念?!
 かなりオススメ!