Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「クローバーフィールド/HAKAISHA」を観ました

■DVD(吹き替え)

 パーティーの最中に、突如爆音が轟いた。
 遠くで火の手が上がり、マンハッタンはまるで戦場のように。
 ロブたちは、生き残るための逃走を試みるのだが。

 荒廃したニューヨークで見つかった、1本のビデオテープ。
 カメラ好きが記録したビデオ映像が、経緯を物語ります。
 「ブレアウィッチ」手法というそうで。
 当の「ブレアウィッチ」を観ていませんので、なんとも・・・。
 だって、ホラー映画はニガテだから。

 というわけで、ハンディカメラで捉えた映像、ということになっています。
 つまりブレブレ。
 しかも、そのカメラを持って逃げる、走る。

 気持ち悪いことこの上なし!
 25インチ球面ブラウン管のテレビ、酔いました。
 17インチTFTディスプレイ、まだ気持ち悪い・・・。
 何度も止めながら、やっとの思いで観ました。
 おぇ~~~。

 「映画は映画館で観るのがいい」と思っていましたが、撤回。
 これは劇場で観なくてヨカッタ。
 おそらく吐いています。
 「トゥモローワールド」以上です。

 逃げる主人公たちは、何も知らされていません。
 突然降りかかった災難から、とりあえず逃げます。
 情報がないまま、あんなことやこんなことが!
 おそらく、実際にゴジラが出たら、こんな感じなんでしょう。
 エメリッヒの「ゴジラ」よりは、ずっと「ゴジラ」かもしれません。
 でも、このオチは・・・。
 やっぱり、リアル。

 テープに重ね取りをしているという設定上、下の映像が時折顔を覗かせます。
 アイディアが巧妙。
 タイミングが絶妙。
 
 ずっと、素人ビデオという設定ですから、音楽が一切ありません。
 エンドロールも音楽なしか・・・?と、思った頃に、やっと音楽が入りました。
 この音楽こそがやりたかったことを代弁しています。
 いい感じ。
 リスペクトが感じられます。

 誰にでもお勧めできる作品ではありません。
 でも、パニック映画好きのかた、ぜひ。
 酔い止めを飲んでから観てください。