Magoの旅と音楽と

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「スター・トレック」を観ました

■劇場(字幕)

 人生の目標を見失い、自暴自棄な生活を送るカーク。
 彼はバーで父の最期を知る士官と遭遇したことから、艦隊に志願する。
 4年後、士官にはなれないものの、新造旗艦エンタープライズにもぐりこんだ彼は・・・。

 あの「スター・トレック」の映画版です。
 「スター・トレック」といえば、マニアック。
 そんな常識を覆そうと(新たな顧客を呼び込もうと)、TVシリーズでも映画シリーズでも、時代をさかのぼる試みがなされています。
 つまり、これまでのストーリーを知らなくても楽しめる。
 これまでのストーリーを知っていると、もっと楽しめる。
 そんな作品作りに、注力されています。
 TVは興行的には失敗したようですが。

 で、この映画は最初の「スター・トレック(宇宙大作戦)」(TOS)の前日譚。
 テレビシリーズの時代背景でいえば、「エンタープライズ」とTOSの間です。
 カークとマッコイ、スポックらが出会う場面が描かれています。

 でも、そんなこと知らなくても、文句なく面白い映画です!
 カッチョイイんですよね。
 キャストに切れがあります。
 観客へのベタな阿りがありません。
 映画作品として、独立したつくりになっています。

 スター・トレック作品全般に流れている予定調和や、説明臭さが影を潜めています。
 作品は確かにヒューマンドラマなのですが、これまでの作品とは一線を画します。
 この作品の主眼は、緊迫したSFアクション。
 前々作あたりの、「2時間の劇場用TVドラマ」の雰囲気ではありません。
 とはいえ、年を取ったスポックやテーマの使い方が絶妙です。
 流れを知れば、もっと面白い!

 この作品からファンになる人が増えることを祈ります。
 そして、新シリーズが始まることと「エンタープライズ」が最後まで放送されることを望みます。

 長寿と繁栄を。