Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「最後の恋」阿川佐和子 他(新潮文庫)

 麻子といっしょに暮らす毎日に、不満はない。
 しかし、麻子は俺の気持ちを知ってか知らずか・・・。

 8編の作品が収められた、アンソロジー
 テーマは「最後の恋」です。
 著者は人気の女性作家たち。

 いろいろな恋があるものです。
 オトナな恋。
 一方的な想い。
 振り返る心。

 各作家のかたの個性がよく出ていると思います。
 いつもどおり、作家の方々のお名前を挙げると・・・
 三浦しをん谷村志穂阿川佐和子沢村凛
 柴田よしき、松尾由美乃南アサ角田光代 (収録順)
 読みたくなりました?

 いろいろな最後の恋が描かれます。
 「最後の恋」が共通でも、かくも違うものかと。
 でも、ただひとつ共通しているのは「どうにもならなさ」。
 恋がどうにもならないものなのか。
 それとも、小説に描かれる恋が、どうにもならないものばかりなのか。

 自分の数少ない体験を振り返っても、答えは出そうにありません。