Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「スターシップ・トゥルーパーズ2」を観ました

■DVD(吹き替え)

 前作から数年後、バグとの戦いに人類は圧されはじめていた。
 廃墟に退却をした小隊は、将軍を迎え志気の立て直しを図るのだが。
 行動に異常を来すものが出始めた。

 本作は、「スターシップトゥルーパーズ」の続編です。
 目指したところは「エイリアン2」でしょうか。
 もともと、前作でもたくさんバグが襲ってきていましたが・・・。
 監督は、フィル・ティペットというヒト。
 本作が初監督作品で、過去「特撮」としてそうそうたる作品が並んでいます。
 おそらく「遊星からの物体X」「ヒドゥン」や「ゾンビ」も、お好きなかたなんでしょう。

 前作でも特撮として参加されているこの監督。
 ぐちょぐちょ度は、最初はさほどでもなかったんですけど・・・。
 後半は、前作以上にぐちょぐちょ。

 シリーズ全体を包む、アイロニー
 まるで「コンバット」のような、軍隊ものの映画を彷彿とさせる音楽。
 前作の雰囲気を損なうことなく、みごとに違うジャンルの映画に仕上がっています。
 これはこれでいい!と思います。

 ただ、難は画面が暗いんです。
 前作は昼間の戦闘シーンがあったが、今回は夜間と室内劇。
 確かに悲壮感や、閉塞感は出ています。
 でも、せっかく特撮出身の監督さんなんですから、もうちょっとはっきり見せてほしかった。

 なかなかよくできたストーリー。
 2転3転するストーリーに、キャラクタがうまく描かれています。
 おかしなラブロマンスを入れたりしなかったところが、大変よろしいかと。
 でも、飛ぶバグはどこに行ったんですか。
 フライングバグがいれば、あのラストシーンにはならないような・・・。

 上に書いた4作の映画が好きな方には、オススメです。
 前作を観ていなくても楽しめます。
 ハズレではありません。
 でも、前作を観ていないかたには、前作から見ることをオススメします。