Magoの旅と音楽と

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えちぜん鉄道乗車記 その2 越前勝山へ

 母とふたり旅の続きです。

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 永平寺をあとにしたぼくは、母をだまくらかして、もとい、説得して越前勝山行き列車へ。
 「あんた、これ反対行きちゃうのん・・・?」
 不安がる母に答えます。
 「ぼくがいっぺんでも、間違うた列車に乗せたことがあるか?」
 もちろん反対行きの列車ですが、間違えて乗ったのではありません。
 一日乗車券なので、終着駅まで行かないと、気が済まないだけのハナシです。
 釈然としない顔の母と対面に座りながら、列車は山を目指します。

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 正しい日本の農業風景。
 実りの秋があります。

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 正しい日本の農村風景。
 豊饒を享受する生活が実っています。
 ちょっと北陸らしい佇まい。

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 列車は九頭竜川を眺めながら走ります。
 たくさんの鮎師のかたがウェーディングなさっています。
 え、ウェーディングとはいわないの?

 なんでも名称を「九頭竜鉄道」にしようということだったのですが、略称が「くず鉄」になるために「えちぜん鉄道」にしたのだとか。
 でも、「えち鉄」とはいわないし、越前市越前町とは関係のない地域を走っていますね。
 もちろん福井も勝山も越前ですが。

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 ちょっと山にさしかかると・・・。

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 盆地というか段丘が開けて、越前勝山に着きました。
 で、乗ってきた列車で引きかえそうなんて思っていたら・・・。
 なんと向かいの番線に入っている列車が、同時刻で出発!
 乗り過ごしたために引き返す高校生といっしょに、帰りの列車に滑り込みました。
 母はますます釈然としない様子。

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 きれいな夕日が射す中を、福井へ向かいました。
 この線路の向こう、十数km先には夕マヅメの三国港があるんだなぁ・・・と、夢想。

 とりあえず、ローカル線は楽しいです。