Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「シン・シティ」を観ました

■DVD(字幕)

 暴力の街「シン・シティ」。
 老刑事ハーティガンは誘拐された少女を助けるため単身突入したのだが・・・。
 闇の社会には闇の掟があった。

 映画館に足を運ぶ予定だったのに、観にいくことができなかった映画です。

 原作はコミックなんですね。
 それも熱狂的なファンを持つ。
 監督は原作者とロバート・ロドリゲスの共同監督。
 さらにタランティーノと3人寄れば文殊の知恵?
 それとも、船頭多くして・・・?
 いえいえ、この映画、文殊様のデキです。

 映像は基本的に白黒作品
 シーンごとに1つのポイントに色が充てられています。
 一時期テレビでも化粧品のCMでよくみられた手法です。
 作品の導入部だけ白黒で、本編が始まったら普通の映画、なんていうヤワな作品ではありません。
 グレー・スケールというよりも2階調化されたかのような、ライティング処理に凝った白黒です。

 この光と闇のくっきり白黒が原作の絵をまるで映しているといいます。
 キャラクタのみならず、カット割りまでそのまま描き込むのはオミゴト。
 スタイリッシュな映像は、キメのコマがそのまま静止画的な美しさです。

 ストーリーは導入部+オムニバスの3話。
 どのストーリーもやるせなさ、作品の空気感がびんびんと伝わります。
 ぼくは原作を知らないのですが、知っている人はさらに熱中できるのでしょう。
 なんだかファンがうらやましくなるような映画です。

 映画館で観たかったなぁ。
 そして、映画館で観た方もDVDの特典映像は必見です。
 DVDを観られるかたは深夜に真っ暗にしてご覧あれ。
 ただし暴力がだめな方はご遠慮ください。
 R-15指定なのでお子ちゃまもダメです。
 オトナとオタクにオススメ。