石川県立伝統産業工芸館に行きました

　石川県立伝統産業工芸館に行きました。

　整然と静かに県内の工芸品が並んでいます。

　代表的な工芸品といえばもちろん。
　見事な螺鈿の入った輪島塗。
　細やかな細工の九谷焼。
　かろやかな仕上げの加賀友禅。

　そしてこんな農機具まで。
　刃物の産地があるようです。

　ぼくが今回見直したのがこれ。
　お仏壇です。
　塗り、螺鈿、象嵌。
　金工、木工の粋を集めた豪華絢爛な加賀の仏壇です。

　一木から切り出されたこれほどの細工。
　こんな細工が入ったお仏壇に、どこかの家で出会うなんてことはこれまでありませんでした。
　もちろんよそ様のお仏壇をじろじろ見るわけにもいかないんですけど。
　最近はお仏壇があるお家も少ないですよね。

　おいくらぐらいするんでしょう、なんて下品なことを考えつつ・・・

　先に進むとこんなコーナーが。

　お値段明示の安心会計。
　ううぅん。
　手間や技術を考えると、案外安いものなんですね。
　クルマで行ったなら、何か買っていたかもしれません。

　気鋭の若手作家のコーナーもあり。
　日によっては、作品づくりの実演もあるようです。

　１階では即売もしています。
　普段、工芸に縁のない方も、足を運んでみてください。
　何か発見があるかも。