Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「ANNIE/アニー」を観ました

■劇場(字幕)

 アニーは里子として、元シンガーの女性のもとで、数人の仲間とともに暮らしている。
 両親と再開することを願う彼女だが、市長選に立候補しようとする大富豪と暮らすことに。

 もちろん、名作のリメイクです。
 旧作は、ミュージカル映画の金字塔ですね。
 誰もが知っているメロディー「Tomorrow」。

 もちろん本作は、旧作にリスペクトし、とか、オマージュがとか・・・。
 そんなレベルではありません。
 現代版アレンジです。
 しかも、名曲はごっそりそのまま本作でも使われます。
 もちろん、現代のアレンジを施して。
 しかも、名作のリメイクですから、力の入った編成の楽曲になっています。
 これがなかなかキます。
 もう、オープニングからたまりません。

 途中ちょっとダレることろもあるのですが、とても丁寧な作りです。
 カットシーンがエンドロールに流れますが、どのシーンも見てみたいような。
 つまり、膨大にお金と時間をかけて制作されているのが、よくわかります。

 メインストーリーが古びているのは当然。
 でも、このリメイクはなかなかです。
 ああ、今のニューヨークなら、こんなかんじなのかな、という感じ。

 さて、ミュージカル映画は、大勢でのダンスシーンが見せ場ですよね。
 本作も、もちろんあります。
 でも、なんだか物足りないというか、引っ張り過ぎというか・・・。
 出し惜しみなのでしょうか。
 パーティーシーンや群衆のシーンなどもあるのですが、そこへはつながりません。
 それだけにラストシーンは、「ああ、これこれ!」という、胸のすく感じに。

 前作を見なくても、映画として成り立っています。
 でも、なんだか製作者の意図がかいま見えます。
 「もちろん旧作は観ていますよね。」

 どうやら3Dで制作されているようですが、近場で3D公開されているところはありません。
 どうしてでしょう。
 なんだか残念です。
 作品は、いい感じ。