Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「ダイバージェント」を観ました

■劇場(字幕)

 大戦を経て荒廃した環境で暮らす人類は、役割を持つ5つの共同体を構成していた。
 一度きりのテストで、適正が診断され、共同体に属さなければならないが、テストが不調に終わったベアトリスは・・・。

 いかにも「小説を映画化しました!」というような作品でした。
 なんというか、時間的なバランスがよくありません。

 小説なら描ききれるのでしょうが、共同体同士の確執や役割がよくわかりません。
 なぜ「博学」が「無欲」を毛嫌いするのか。
 なぜ「勇敢」は「博学」に屈するのか。
 全く動機がわかりません。

 そもそも小説ならともかく「勇敢」という訳に問題があるような気がします。
 たとえば「警察隊」や「警備団」あるいは「機捜団」などでいいのでは?
 同じく「高潔」よりは「司法」でいいと思います。
 小説ほどお付き合いする時間が長くないので、5つの共同体の名称も役割もウヤムヤに。

 主人公の女性、シェイリーン・ウッドリーさんというんですね。
 かわいくてなかなかムチムチとした感じ。
 でも、そもそも「勇敢」に属するような身体じゃないんですよね。
 なぜ「勇敢」に属しようとするのかもよくわかりませんでした。

 もともと3Dで作られていたのでしょう。
 あちこちで変なカットが目につきました。

 美しい廃墟が見られます。
 設定や美術がいいだけにもったいない。
 う~ん・・・。
 最近の作品でいえば、「エンダーのゲーム」系ですね。