Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「メカニック」(オリジナル版)を観ました

■DVD(字幕)

 綿密な調査を行い、用意周到な殺しを行う殺し屋、ビショップ。
 父親の代からの知人を殺す依頼を受けるのだが。

 2011年に、ジェイソン・ステイサム主演でリメイクされた作品のオリジナル版です。
 本作は1972年ですね。
 主演は、チャールズ・ブロンソン
 二枚目ではないと思うのですが、何故か渋い。
 渋いということを体現する俳優さんです。

 リメイクされる作品って、
 「オレならもっとうまく撮れるぜ」とか、
 「オレならここはこうするよ」とか。
 おそらく監督さんの思い、つまりは改善点が詰まっているのでしょうね。

 旧知の間柄の人を殺す理由。
 殺した相手の息子を弟子にする経緯。
 それと、アクション。
 オリジナル版は、この辺りが弱い。
 つまり、作りこまれた筋書き。
 かっちりしたアクションが、現代の映画には求められるようになったということなんですね。
 とはいえ、リメイクされるほどの作品。
 映画としてもちろん面白いのです。

 あれこれいろんな仕掛け。
 カースタント、バイクのスタント、ダイビング。
 今の映画なら当たり前ですが、40年も前にこれを作ったのはすごいのでしょう。

 冒頭16分間の無言の演技。
 素晴らしい!
 充分に引きこまれます。

 タバコ臭かった世の中を思い出しました。