Magoの旅と音楽と

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東高野街道 第2回 京阪八幡市駅~松花堂庭園

いよいよ、第2回目の記録です。
第2回は、京阪八幡市駅からJR津田駅までを歩きます。
今回歩いた範囲はこちら。


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軌跡入りの地図はこちら(Google Map)

でも、本日の記事は、松花堂庭園までです。

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いきなり怪しげなおじさんの胸像です。
彼は、発明王エジソン
エジソンが八幡の竹を使って、電球のフィラメントを開発したことは、この辺りでは有名な史実なのです。
でも、白熱電球も現在は衰退の一途。


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こちらが全国にあまたある八幡様の本宮、石清水八幡宮です。
もちろん、入り口です。
上まであがると、とても明るいうちに目的地にたどり着かないので、今回はパス。
この鳥居のあたりからが、いよいよ「東高野街道」と呼ばれる街道筋になります。

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鳥居のすぐ近くに、いきなり立派な歌碑がありました。
達筆すぎて、「石清水」しか読めません。
すみません。
学がなくて。
偉い人の、偉い歌なのでしょう。

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横を流れるのは、大谷川と呼ばれる水路。
安居橋がかかり、八幡市の代表的な風景を形作っています。

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新旧の石の道標が並びます。

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街道筋は、すぐにこんなかんじに。
なかなか風情があって、歩くのが楽しくなります。

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石清水八幡宮さんの、裏の鳥居のあたり。
「山ノ井戸」という碑が立っています。
「石清水」なんていうお名前なんですから、清冽な水どころなのでしょう。

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ほどなく泰勝寺。
松花堂と関連があるようです。
松花堂と松花堂弁当の関連も、ぼくは知りません。
wikipediaでもどうぞ。

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新しい石の道標が独立して立っています。
かなりの数が立てられているようで、このタイプには、このあとたびたび出会います。
でも、風景にもうまく溶けこんで、良い感じ。
数十年もすれば、それなりに味も出てくることでしょう。

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ちょっと街道が広くなりました。
車もよく通ります。

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偉いお坊さんと旧跡を示す石碑たち。

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小野頼風塚」の碑。
またまた、悲恋の物語が伝えられています。
今風に言えば、遠距離恋愛の末の痴情のもつれ、といったところでしょうか。

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「金剛律寺故址」の碑。
真言宗とは関係ありそうなお寺の名前ですね。
京都元標から4里32丁とのこと。
京都市道路元標は烏丸三条に現存します。

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並んで、新タイプと古戦場を示す碑がありました。

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この辺り、かなりの石碑の数です。
進むとどんどん石碑があるので、石碑以外の写真をあげられない状態になってきていますね。
こちらは「巡検道」の碑。

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「寝物語古跡国分橋」の碑。

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ここらで、鈍いぼくでも気づきました。
後ろに立てた人の名前が入っているのですが、どれも同じ人なんです。
三宅安兵衛さんという方のご遺族が、遺志を継いで立てたとの記があります。
三宅安兵衛さんについては、この辺りが詳しく書かれています。

三宅安兵衛の碑
京都の歴史と文化財保護問題:三宅安兵衛遺志碑

今もこうして、旅行者や研究者の道しるべとなっています。

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たまには風景も。
いかにも街道な雰囲気です。

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こちらは正法寺

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八幡ではどうか知りませんが、失礼ながらあまり有名なお寺ではありません。
でも、こんなに立派な伽藍。

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手入れもきっちりと行き届いている様子です。
でも、山門は閉まっていました。
残念ながら、拝観できませんでした。

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もちろん安兵衛さんの碑もあります。

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安心院」というお寺。
「あんしんいん」でしょうか、「あじむ」でしょうか。

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かなりの迫力。
かなりの存在感の安兵衛さんの碑。
いい感じ。

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個人のお宅の塀の中にも。
「橋本近道」の碑。
橋本は淀川沿いの集落で、天王山で有名な対岸の乙訓大山崎に向けて、渡し船があったところです。
遊郭もあったようで、今も独特の風景が残されています。

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こちらも、個人のお宅の塀の中
「樟葉道」の碑です。
塀を道標の前に立ててしまっているものですから、こんなふうにしか撮影出来ませんでした。
樟葉は「くずは」と読みます。
京阪電車が百貨店を出している、おしゃれな街に変貌しています。
駅前にはタワーマンションもあって、どこからでも樟葉の位置がわかります。

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民家のような、そうでもないような。
お稲荷さんです。

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街道は尾根筋に沿っています。
ちょっと畑が残っていたりすると、眺望も開けます。

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近くの禅寺、「水月庵」への道を示す碑。
もちろん安兵衛さんの碑です。

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そうこうするうちに、松花堂庭園につきました。

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立派な公園に整備されています。
でも残念ながら、時間がないので今回は、ここもパス。

軌跡入りの地図はこちら(Google Map)