岡山県吹屋広兼邸
岡山県高梁市成羽吹屋の広兼邸へ行きました。
外観はこんな感じ。
「八つ墓村の祟りじゃ~」です。
山の中の庄屋さんの住居が保存されています。
銅やベンガラで栄えたこの土地の庄屋さんですから、まるでお城のような豪勢さ。
立派な座敷。
立派な調度。
結婚式なども行われたのでしょうね。
在りし日の宴の様子が目に浮かびます。
重厚な蔵。
落書きだらけなのが残念です。
便器にもこの彩色。
もちろん今は使用禁止です。
山の中の、さらに山肌に取り付くように建てられたこの建物。
さぞや水の便が悪かろうと思いきや。
敷地の一番奥まったところに、今もこんこんと湧き出る湧き水が。
もちろん水神様がお祭りしてあります。
山肌に取り付くことで、要害としての機能はともかく。
水源を押さえてしまうことが主たる目的の立地だったのかもしれませんね。
それにしても、立派な石垣です。
門のところには寝ずの番もいたとか。
財をなし、大きな家に住んでいても、気の休まることがなかったんでしょうね。
失うことへの恐怖、用心がこのような山中の高い石垣を築かせてきたのでしょう。
ぼくは平地の小さな家で結構です。
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