Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」を観ました

■劇場(字幕)

 クセのある陸軍精鋭部隊「Aチーム」。
 紙幣の原版を奪回する作戦で罠にはめられ、全員不名誉除隊に。

 面白いです!
 声を出して笑うほうの面白さも満載。
 荒唐無稽な作戦が、大金をつぎ込んで映像化されています。
 テレビ版を観ていたかたも、きっと満足。
 ぼくは観ていた人なんですが、満足です。

 時代背景は現代になっています。
 ベトナム帰りの部隊ではなく、イラク駐留部隊。
 でも、アメリカは「強いアメリカ」「正義のアメリカ」で、80年代を彷彿とさせます。
 能天気な設定に、能天気なキャラなのです。
 古きよきアメリカがあります。

 ちなみに、メンバーが顔を合わせるところから作られています。
 だからテレビ版を観たことがない方でも大丈夫です。
 仕切りなおしの新シリーズ。
 これはぜひ、作り続けてほしいところです。

 でも、Aチームにしても、007にしても。
 ボーンやソルトといった新しいキャラにしても・・・。
 さらには、バットマンやスーパーマンといったヒーローものまで。
 なぜかリアルさ、大人の作品を求めるばかりにか。
 ある一点に作品の方向性が収束しようとしているような印象を受けます。
 いいかえれば、ストーリーはキャラを入れ替えてもさほど違和感がない、ということ。
 どれもすばらしいのですが、どれもありきたりになりつつある。
 アクション作品では、新しいアイディアというのは難しいようですね。

 さて、せっかくスケールが大きいのですが、編集がちょっと・・・。
 こま切れなハンディカメラでの映像がつながれるアクションシーン。
 港のシーンは、暗いこともありよくわかりませんでした。
 もったいない。
 でも、なんだかわからないけど迫力満点。
 もう少し後ろの席で見るべきなのかもしれません。

 とてもいい作品です。
 旧作を観ていたかたも、これから観はじめるかたも。
 シリーズのスタンスもしっかりしており、次作への期待が高まります。

 DVDが出たら吹き替えでもう一度観てみます。
 声優さんはテレビ版オリジナルを希望!

 オススメ!