Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「ターミナル」を観ました

■DVD(字幕)

 ビクターはロシアの小国、クラコウジアからニューヨークへやってきた旅行者。
 空港の入国審査で、祖国が内紛で国家としての機能を果たしていないため拒否されてしまう。
 彼は空港での待機を余儀なくされるが・・・。

 制度とか、規制とか。
 人が幸せに生きるためのものなのに、隙間で人が苦しみます。
 また、為政者側の横暴な私利私欲、好き嫌いに翻弄される主人公。
 なぜ、親身になっての対応ができないのでしょうか。
 まぁ、対応は送還以外にありえないのかもしれませんが。

 数か月もの間、空港で過ごした主人公。
 空港という施設は閉鎖的でいて、大空間。
 大空間であっても、閉鎖的。
 街のようであって、ひとつの施設であって。
 管理者がはっきりしていて、でも死角も多いような・・・。

 お金がないまま、ニューヨークの街角で過ごすよりかは、過ごしやすそう。
 少なくともゲートの向こうだと、安全が確保されていそうです。

 この映画のために建設されたという巨大なセット。
 キャラクタ数が少なく、明快なストーリー。
 そして、リアルだけど、映画らしい設定。
 ちょっと恋愛話。
 とても楽しい映画です。

 あのパタパタと変わる掲示板。
 国内では、もう見かけなくなってきましたね。
 次に何が表示されるのかを眺める楽しみがあったように思います。

 どこかに旅に行きたいなぁ。