Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「ティンカーベル」を観ました

■DVD(吹き替え)

 赤ちゃんが最初に笑うとき、妖精は生まれる。
 新入りの妖精、ティンカーベルは「ものづくりの妖精」に配属される。
 でも、自然に携わる妖精たちとは違って、「ものづくりの妖精」は縁の下の力持ち。
 地味な生活に嫌気がさし、転属を試みるが・・・。

 ティンカーベルといえば「ピーターパン」。
 でもぼくは、「ピーターパン」といえば、ディズニーよりもハウス名作劇場の世代です。
 ゆうゆが主題歌を歌っていたのが懐かしい。
 もちろんディズニーの「ピーターパン」も「ピーターパン2」も観ましたが、ロビン・ウィリアムズの「フック」のほうが印象に残っています。
 と、あれこれサイドストーリーにも事欠かない「ピーターパン」です。

 全編CGアニメ作品です。
 これももともと3-Dの企画だったのでしょうか。
 それっぽいシーンがいくつも出てきます。

 ケルトの民話をベースにしているのでしょうか。
 優しいストリングス主体の音楽が、全編を通して流れます。
 妖精の世界ですから、完全にファンタジー
 隅から隅まで、おとぎの世界です。

 最近の作品にしては、オブジェクトが少なく、質感に欠けます。
 もっと、薄ぼんやりした映像でもよかったのかもしれません。

 妖精はタネから生まれるのに、実は男の子も女の子もいるんですね。
 おばあさんも、若い子も。
 そして厳然たる階級社会と縦割り構造。
 つばぜり合い。
 ねたみ、そしり。

 とはいえ、ディズニーアニメ。
 とてもよく練られています。

 自分の居場所。
 生まれついた才能。
 可能性。
 なんだか泣けてきました。
 ただ、妖精の世界にも「カイゼン」が押し寄せたようです。
 ワクワクするものの、現実に引き戻されたようで、ちょっと日本の労働者としてはフクザツ。

 ラストシーン。
 1小節だけ流れる「You can fly」。
 音楽が、これから始まる「ピーターパン」へのストーリーを想起させます。
 秀逸です。

 親子の視聴に、オススメ!
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id331366/