Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「やなぎみわ 婆々娘々!」@国立国際美術館

 やなぎみわさんの「やなぎみわ 婆々娘々!」という展覧会に行きました。
 場所は大阪中之島国立国際美術館です。

 同時期にルーブル美術館展も開催中なので、結構な賑わいです。
 この地に美術館が移転してから初めて行きました。
 市立科学館と同一の敷地だったんですね。
 そのおかげか、小さなお子さんを連れての来館者もちらほら。

 やなぎみわさんの展示は、来館者のほとんどが女性。
 老若問わず、女性。
 男性はカップルの片割れ、という感じ。
 ぼくのような男性だけの来館者は、圧倒的に少数派でした。
 内容が内容ですから、こころなしか、若いかたが多かったもしれません。

 展示は、平たくいえば写真展です。
 ビデオ作品が2点。

 「フェアリーテール」「Windswept Woman」という作品群は、暗いところでの展示。
 展示に至るアプローチも作られています。
 つまり暗い廊下。

 けっこう、にぎやかな団体さんもいらっしゃいました。
 「気持ち悪い」
 「不気味」
 「お化け屋敷か?」
 「夢に出てきそう」
 言い得て、妙。

 老化、死と女性。
 美しさの崩壊。
 おそらくは畏怖。
 作者は、老化、老成というものを、決して賞賛はしていないでしょう。
 子どもも老人も、怖いといえば怖いのかも。

 同世代の女性の、エネルギーに当てられました。

 ちょっと美術館そのものの写真も。
イメージ 1

 ほとんどが地下に埋められた空間です。
イメージ 2

 ステンレス(?)の構造体が見事。
イメージ 3

 よくわかんない状態です。