Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「ターミネーター4」を観ました

■劇場(字幕)

 「審判の日」と呼ばれる核戦争後の2018年。
 生き残った人類は抵抗軍を組織し、機械たちと戦っていた。

 凄い作品です。
 新しい映画としても、これまでの作品を見てきたファンも、これならナットクのデキです。

 「1」や「2」の世界観。
 「3」で描かれた世代の橋渡し。
 どれも壊さず、新しい世界を描いています。
 考えてみれば、ほとんど未来世界だけで描かれるのは初めてなんですね。

 ぼくはこれまでの作品を、すべて映画館で観ています。
 衝撃の第1作は、中学生の頃でした。
 考えてみれば、監督のMcGはぼくと同世代。
 作品を見て育った世代なんですよね。
 これほどまで、シリーズに対するリスペクトに満ちた作品を、ぼくは知りません。
 映画として「3」の出来映えを、監督は苦々しく思っていたに違いありません。

 「チャーリーズエンジェル」の2作も、劇場で観たのですが・・・。
 正直、「イベントはうまいがつなぎに難あり」という印象でした。
 とくにCディアスのロデオマシンのシーンは、痛いシーンとして脳裏に焼き付いています。
 が、それも杞憂でした。
 予告編を見て心配した、「巨大ロボ」も納得の使い方です。

 25年前は「はるか未来のテクノロジーで作られた、怖い機械」だったのが、「現在のテクノロジーの延長で作られる、2足歩行ロボット」というように、ぼくたちのターミネーター感さえも変わってしまっています。
 この変化をうまく吸収できているのは、おみごと。
 水中ロボットやバイク型ロボットなら、とりあえず数年あれば実現できそうです。

 同じ核戦争後の世界ということで、「マッドマックス2」にもリスペクトが感じらます。
 こちらはキャラクタ構成に、はっきり現れていますよね。
 また「スター・トレック」のJ・J・エイブラムス監督は、トレッキーでないことがウリでした。
 でも、どうやらMcGは「スター・トレック」もお好きなようで。
 「セブンオブナインがボーグ集合体から切り離されるシーン、ピカード艦長とクイーンのやりとり、好きでしょ?」と訊いてみたくなります。
 どうやらMcG監督とは映画の好みが合いそうです。

 とにかく、大オススメ!
 心配ご無用。
 劇場へお運びください。