「紀元前1億年」を観ました - Magoの旅と音楽と

■ＤＶＤ（吹き替え）

　６０年前の時間航行実験で、過去にとばされたものたちがいた。
　現代の科学で彼らを救助すべく、ふたたび実験が行われるのだが。

　「紀元前１億年」です。
　んもう、どんだけ前なんだか。
　さっぱりわかりませんが、原題も「100 MILLION BC」。
　もちろん「紀元前１万年」のパクリなんでしょう。
　題名だけですが。

　６０年前に行われた「フィラデルフィア・エクスペリメント」。
　実験でとばされたのは、今から約７０００万年前。
　あれ？
　１億年じゃないの？

　まあ、もともと「１万年」もトンデモ映画です。
　それを騙るのですから、推して知るべし。
　しかも、チープ。
　動かないワニのぬいぐるみをハンドカメラでぶれた映像に撮り、短いカットで入れる。
　アヤシイ静止画のＣＧで描かれた恐竜のシーン。
　全く映画に協力していない街。
　涙ぐましいチープさです。

　なぜ廃工場？
　思いきり広葉樹ばかり？
　地殻変動はあるけど山の形は変わらないの？
　とツッコミを入れながら見始めると、そんなどころではありませんでした。
　全く歯が立ちません。
　それほど破壊力は強烈！

　ただひとつ、制作者に聞きたいことがあります。
　マジ？
　ギャグ？

　怖いもの見たさのあなた。
　縁日の見せ物小屋のつもりでどうぞ。