Magoの旅と音楽と

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えちぜん鉄道乗車記 その1 永平寺口駅へ

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 福井駅の構内にあるショッピングモールで、お昼ごはんを食べました。
 おそばとソースカツ丼という、ご当地の組み合わせがあったので、これをいただきました。
 期待通り。
 駅構内のショップに、過剰な期待をしてはいけないのです。
 つまり、期待以上でもありません。
 普通においしかったです。

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 さて、本題。
 開業5周年を迎えたえちぜん鉄道です。
 京福電気鉄道から引き継がれた、第3セクター。
 いいえ、もしかして公営鉄道といったほうが的確かもしれません。
 もとの経営会社が、もともと経営が苦しかったところに、大事故を起こしてとどめを刺されたのは、まだ記憶に新しいところです。
 それを地元自治体が引き受けて、といういきさつ。

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 いい具合に寂れた単線を、真新しい電車が快調に走ります。
 乗り心地はいいし、景色はいいし。
 と、思ったら、見慣れないかたが・・・。

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 なんとキャビンアテンダントのお姉さん。
 車掌さんというわけでもなく、もっぱら観光を専門にご商売。
 ローカルではワンマンカーが多い中、これは新しい試みですね。

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 そうこうするうちに、永平寺口駅に到着です。
 かわいい洋館がぽつんと建っています。

 もともと永平寺へ向かう線路が分岐していた駅です。
 ちょっと広いめの構内。
 元貨物扱い用のホームの跡など、鉄的には見所いっぱい。

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 線路脇にはこんな建物も。
 見事なレンガ積み。
 機関庫か変電所跡といった感じです。
 キレイに整備すれば、観光の拠点になりそうです。
 少なくとも、バスの待合いにはいいかも。

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 現在、永平寺へは、この駅からバスに乗らなければなりません。
 そんなに長くない距離なのですが、料金は410円。
 会社のかたの説明によれば、冬場の積雪対策費用を全期間で積み上げているとのことでした。
 冬季料金などがあってもいいのかも。
 バスも厳しそうです。
 でも、福井駅から永平寺までは700円あまり。
 えちぜん鉄道は勝負になりません。
 それでも、中高年参拝者(ハイカー?)が、鉄道には多く乗っていました。

 前出のバス会社のかたは、こうおっしゃいました。
 鉄道は公営化されて、税金で運用されているようなもの。
 つまり、鉄道に乗らない人にまで、その料金を求めるようになってしまった、と。
 でも、それって・・・。
 誰も道路整備事業への税金投入を疑問視していないだけで・・・。
 バスだって、税金で造られた道路を通っています。
 バス会社の自動車税や重量税だけで、道路が整備されているわけではありません。
 一般のかたが口にするのはともかく、バス会社の社員が言ってはなりません。

 私鉄から公営鉄道へ。
 鉄道バス会社からバス会社へ。
 自治体がすべきこと、私企業でないとできないことって、何かな。
 そんなことを考えました。
 公私の境界線を、鉄道とバスが、今日も走ります。