Magoの旅と音楽と

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南禅寺へ その3~水路閣を眺める

 南禅寺に来た、第一の目的はこれ。
 疎水の水路閣です。
 琵琶湖から山を貫いて切り開かれた水路が、東山の山肌を縫っているのです。
 近代京都の牽引役となった、近代土木建築事業です。

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 隧道はもちろんのこと、水路閣も当時の最先端の技術で作られたのでしょう。
 水路閣の向こうに見えている山門は、南禅院。
 今ならとんでもない景観破壊となるわけですが、廃仏毀釈の流れもあった当時の京都では、公共事業に投資し近代化を推し進めることは、最大の命題であったのでしょう。
 それも、100年という時間が解決し、すっかり南禅寺の風景として定着しました。

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 よく見る絵はがき的構図。
 「京都○○殺人事件」などというテレビドラマではおなじみですね。

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 こちらも有名な撮影ポイント。
 向こうからもカメラを向けているかたが!
 腰を下ろして休憩です。

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 時間とともに得た風格。
 自然との調和。

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 水路の流れを覗き込んでみました。
 意外なほどの清流です。
 もちろん琵琶湖下流の水ですから、そんなにきれいなわけはありません。

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 下からの構図の写真はよく見ますが、あまり水路閣の上を撮したものは見かけません。
 これが水路閣の上面です。
 当然水路があって、今も水を満々とたたえています。
 夏に見ると、とりあえず涼しげ。

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 水路閣をわたりきった疎水は、また隧道へと消えていきます。
 水は流れていきます。
 今も昔も。