南禅寺へ その１～蹴上駅から南禅寺までを歩く

　京都人は、なかなか京都観光をしません。
　地元周りはよ～く知っていますが、縁もゆかりもない方面にはとんと疎い。
　そんなかたが目立ちます。
　金閣寺や南禅寺、そして京都タワーはその代表格。
　何十年も前にいったきり、「前は通るねんけどなぁ」という状態。
　というわけで、初めて南禅寺へ足を運びます。

　と～っても深い地下鉄東西線の蹴上駅から地上にあがります。
　何せ山肌ですから、シールド工法の地下鉄ははるかに下方。
　地下鉄の駅というよりも、土合駅などのトンネル内駅といった方が的確かもしれません。

　「インクライン」の下をトンネルでくぐります。
　「近道」と看板が出ていますが、なんだか異質な感じです。

　内部はレンガが斜めに積まれた「ねじりまんぽ」です。
　すごい技術ですね。

　日常の道路として利用するかたもいらっしゃるようで。
　すっかり生活に溶け込んでいます。
　坑道を出ると、お屋敷町。

　振り返ると、近世～近代～現代がコントラストをなしていました。

　道路脇に小さな石碑。
　「豆の子いなり社」とのこと。
　家族連れが何組か、小道から出ていらっしゃいます。
　なんだかカワイイ名前なのでいってみると・・・

　なぜか閉店（閉社？）。
　なにがあったというのでしょう。
　閉めてしまったお店はよく見ますが、閉めてしまった神社を見たのは初めてです。
　あきらめきれずにこの小道をずっと入っていくと、墓地に出ました。
　どうやら家族連れは、お墓まいりの方々ですね。

　こちらは徳川家をお祭りした、東照宮。
　京都にもあります。

　このへん！

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