金沢２１世紀美術館に行きました（常設展分）

　金沢２１世紀美術館に行きました。

　開館から約２年が経ち、ちょっとお祭り騒ぎが落ち着いてきたかな、という印象。
　まわりには文学館や美術館、博物館などがあります。
　兼六園や金沢城跡からもすぐ近く。
　現代アートの美術館として、最近はすっかり観光コースに組み込まれた感じです。
　普通なら「金沢市近代美術館」とするところ、ネーミングのセンスに拍手。

　建物からして現代アート作品のようです。
　光庭や回廊などが、名だたる作家の作品だそうで。

　また、奇をてらっただけの建物ではなく、明るい作品は明るく。
　暗い作品は暗く観ることができる、なかなか機能的にもすぐれた建物。
　ちょっと迷いそうになりますが、大小さまざまな企画展にも対応しているようです。

　常設展と「リアル・ユートピア～無間の物語」展に行きました。
　今日は、館そのものと常設展について。

　なんだか分かったような、分からないような・・・
　そんな作品が続きます。
　基本的に撮影禁止なので、作品の写真はありません。
　あしからず。

　彫刻作品が多くて楽しいのですが、ひとこと注文。
　奈良美智作品を含め、彫刻は手で触るものではないでしょうか？
　せっかくの現代彫刻作品。
　触れられなければ、魅力半減です。

　さて、やっぱり目玉はこの作品。
　この作品は撮影ＯＫ。
　「レアンドロのプール」です。

　あいにくの雨模様で、中に入ったときの波紋の揺らめきがなく、残念。
　でも、体験型のとても楽しい作品。
　思わず、上から下から手を振ります。

　トイレに入ろうとすると、取っ手のところに作品のタグが・・・。
　なんとトイレの中にまで作品があります。
　というか、トイレそのものが作品。

　ドアを開けると音楽がなって、揺らめく光。
　彫刻のなかに、「排便」をイメージしたビデオ作品が流れます。
　おちついてできません。
　見とれてしまって、長居しました。

　そうそう。
　館内に犬の着ぐるみを着た子どもたちがちらほら。
　奈良美智の参加型作品だそうで、なんだかとても面白そうでした。
　ぼくも着てみたかったけど、小中学生限定です。

　館の外にも、ベンチや伝声管、その他オブジェあり。
　子どもたちが楽しく遊んでいました。

　ふだん現代アートに触れる機会の少ない人もぜひ。
　もちろん観光で金沢を訪れる人は、絶対にはずさないで。
　北陸の人はわざわざ足を運ぶ価値ありです。

　体験型のアートをたくさん展示してほしいな。

　内容は１２月３日（日）のものです。
　金沢２１世紀美術館は、１１日（月）まで薫蒸のため休館中です。

公式ページ
http://www.kanazawa21.jp/