Magoの旅と音楽と

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「御食国若狭おばま食文化館」に行きました

 福井県小浜市の御食国若狭おばま食文化館(みけつくにわかさおばましょくぶんかかん)に行きました。
 真新しいとても立派な施設です。
 若狭路博2003に向けて作った施設だったような気がします。
 電源立地対策事業のプレートが貼ってありました。
 原発の迷惑料で建てました、ってことですね。

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 若狭食文化の展示館と温泉が一緒になった施設です。
 すごい組み合わせに驚きます。

 展示館の方に入ると、まず小浜の町屋が再現されています。
 縁に床几のある作りで、ここで将棋を指すことができます。

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 その奥に、鯖を中心とした食文化の紹介があります。
 みごとに食品サンプルが並ぶ展示は圧巻です。
 伝統的朝ご飯の地域差、お正月のお雑煮の地域差。
 食事の歴史・・・
 今までこんな展示があったでしょうか。
 お椀だらけです。

 ちなみにここでいう若狭の鯖は献上もので、京都へ運ばれ貴族たちに消費されるもの。
 傷みやすい魚をいかにして消費地へ届けるか、苦労が偲ばれます。
 現在の国道367号線はその名も「鯖街道」です。

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 さらに奥には、浜小屋があり、カレイの干物を作っている様子が再現されています。
 これもなんだか妙にリアル・・・。

 2階は「若狭めのう」や和紙、瓦といった地元の手工芸の即販、体験コーナーです。
 昔は国道27号線沿いにめのう屋さんがいくつかありましたが、最近はどれも閉店してしまい寂しい限りでした。
 こうして紹介されれば、培われてきた技術を失わないで済むかもしれません。

 さて、もう一方のお風呂は、ロビーからも小浜港の埠頭が目前に見渡せます。
 露天風呂からも港が見えるようですが、今回は入りませんでした。
 23:00までやっているとのことなので、半夜釣りのあとでも入浴可能かな。
 食事も22:00までできます。
 こちらはかなり使い出がありそうです。