前作は小説でしたが、本作は完全にエッセイになっています。
まず、冒頭から大きなオドロキがあります。
「え~~~~~っ!ふたり暮らしじゃなかったの?」
と、ぶったまげました。
聞いてないです。
まあ、「ふたり暮らしです」なんて、前作のどこにも書いてないんですけど。
でも、なんだか裏切られた気分・・・
「え~~~~~っ!ふたり暮らしじゃなかったの?」
と、ぶったまげました。
聞いてないです。
まあ、「ふたり暮らしです」なんて、前作のどこにも書いてないんですけど。
でも、なんだか裏切られた気分・・・
まさに清貧という感じの、おばあちゃんとのふたり暮らしを頭に描いていた者としては、もうどうしていいのか分かりません。
互いに抱き合いながら寒い夜を過ごした、とばかり思っていました。
互いに抱き合いながら寒い夜を過ごした、とばかり思っていました。
前作は小説で、本作はエッセイだ、ということでしょうか。
でも、本作もなかなか面白くなっています。
もうひとりの同居人は昭広少年の叔父にあたる「アラタちゃん」。
後天性の知的障害があり、三人での暮らしが描かれています。
もうひとりの同居人は昭広少年の叔父にあたる「アラタちゃん」。
後天性の知的障害があり、三人での暮らしが描かれています。
そして、前作で物足りなかった友達との関係。
本作では小学生当時の様子から、現在の筆者の佐賀での暮らしにまで言及しています。
コレはコレで、なかなか面白い。
本作では小学生当時の様子から、現在の筆者の佐賀での暮らしにまで言及しています。
コレはコレで、なかなか面白い。
友達と、ともすれば子どもの残酷な一面と向き合う昭広少年とアラタちゃん。
社会との関係性のはぐくみを、逃げることなく描いています。
社会との関係性のはぐくみを、逃げることなく描いています。
読んで損をすることはありません。
手に取る機会があるなら、読んでみてください。
何かを得ることができるかもしれません。
手に取る機会があるなら、読んでみてください。
何かを得ることができるかもしれません。