Magoの旅と音楽と

旅と音楽について書いています。

「岸和田少年愚連隊」中場利一(集英社文庫)

 岸和田の春木。
 チュンバはケンカに明け暮れる毎日を過ごしていた。

 「シックスポケッツ・チルドレン」がよかったので、中場利一の代表作を読んでみました。
 シリーズで映画化されたほどの人気作。
 たしかナインティナインが出演していましたね。
 こちらは観ておりません。

 さて、酔っぱらいの昔話のような。
 酒場で「昔はぶいぶいいわしとったんじゃ」みたいなことをいう、おっさんに絡まれたようです。
 でも、違うのは面白さ。
 エピソードがどれもこれも面白い。
 濃い!

 細やかなエピソードが、これでもかと詰め込まれています。
 それぞれが、ヘタな映画なら1本になりそうな濃厚さ。
 そんなのがぎゅうぎゅうに詰まっています。

 もちろん後先考えないバカタレばかり。
 お友だちには絶対したくない人たちですが、対岸の火事なら面白い。

 高校生にもなってこんなことをしていた人たち。
 どんなオトナになっているのでしょう。

 オススメ!