Magoの旅と音楽と

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「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代展」@兵庫県立美術館

 「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代展」に足を運びました。
 場所は神戸の兵庫県立美術館です。
 美術館が移転してから初めてです。

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 美術館からしてスゴイ建物です。
 安藤忠雄の作品だそうです。
 中も外も吹き抜けに回廊がめぐらされた作りで、気持ちよく迷うことができます。
 街中なのに、吹き抜けに面した空間の静寂に外から切り離されたり。
 かと思えば、風に潮の香りがしたり。

 さて、展示は改築中のドイツ、デュッセルドルフの州立美術館から借り出した作品群。
 「20世紀前半のモダン・アートの流れをたどります。」
 という触れ込みどおり、時代と流れを追った展示がなされていました。
 素人に優しい展示。
 流れに沿って並べてもらえると、時代の雰囲気、作品の意図がわかりやすくていい感じです。

 20世紀初めの、戦争というものの影響。
 とくに、ドイツのナチスからの影響。
 戦後の反省、社会的事象が作品に及ぼす影響など。
 並べてもらって初めてわかる雰囲気があると思います。

 この時代、戦死している作家が多いのも哀しいですね。
 世界の財産を失っていると思います。

 思いのほか神経質そうな作品も何だか多かったような・・・
 時代がそうさせたのでしょうか。
 それとも展示の流れの印象でしょうか。

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 館の裏側は運河です。
 ボードウォーク、プロムナードにデッキ。
 オープンテラスのカフェ。
 カップルで来るといいかも。

 夜に竿持ってくるのも良さそうです。
 足元にはベイトがいっぱい!